ちわ
とりにとろです。
くそ暑すぎて死にそうな日が続きますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
梅雨の間はサイクリングに行きたくて堪らなかったのですが、こう暑くなるとその気も失せてしまうのがインドアもやしの宿命です。
早く秋にならないかなぁ…
(*´-`)
1年のほとんどが春と秋で、ちょこっと猛暑の夏と極寒の冬があれば皆幸せだと思うのです。
人類が気候を操作する技術を手にすれば、遠い将来にはあり得るかも知れません。
いや、エアコンがそれかな…?
さて、前回からだいぶ時間が空いてしまいましたが、マルイガスパイソン弄りのお話の、今回が後編となります。
前回は前編として、破損していたノズルの作製と塗装を行いました。
今回はカスタム編と称しまして、リアルカート化のお話です。
では、はじまりはじまり
まずはシリンダーから。
シリンダーを分解すると24連発用のダミーカートリッジを外すことが出来るのですが、そのままエアコキパイソン用のカートリッジを挿入しようとすると、上の写真の様に入りきらずに飛び出てしまいます。
エアコキカートリッジにはテーパーが付いており、先端からリムにかけて少しづつ太くなっているので、リューターに紙やすりを取り付けてシリンダー内部を削り、少しだけ内径を広げます
広げすぎてしまうと命中精度、初速ともに悪化しますのでお気をつけて。
はいぴったり
ついでにエジェクターも設置するので、エジェクターヘッドのはまる溝とエジェクターの回転防止の溝をCNCフライスとリューターを駆使して削ります。
お次はエジェクタスプリングを自作。
ピアノ線をアルミ棒に巻いて、焼き入れします。
焼き鈍し→焼入れを行うことでバネ性が向上し、繰り返し伸び縮みしても形が崩れなくなります。
おけおけ
良いサイズです。
エジェクタヘッドをアルミ板から切削
出来ればエジェクタヘッドと軸部は一体で作製したかったのですが、手間がかかりすぎる為断念。
軸もノズルと同様にA軸切削により作製しましたが、写真を撮り忘れたので割愛。
仮組み立て。
説明するのがめんどくさ 難しいので詳細は省きますが、このようにロッドを前から押すとシリンダ内部に取り付けたスプリングを押し縮めながらエジェクタがシリンダ後方に飛び出し、カートリッジをシリンダから押し出すことが出来ます。
実銃では射撃後に熱や圧力で変形したカートリッジがシリンダーに貼り付いてしまう事があるため、次弾装填の際にエジェクターは必須の機能なのですが、エアガンではあまりそういう事も無いので、概ねロマン装備です
^^
とはいえ有るのと無いのとで大違いなので、手は抜けません。
スイングアームに組み込んで、
組み立て。
よしよし
雰囲気バツグン?です。
ついでに、ここでバルブを押すシーソー部品の根元軸受け部分にクラックを見つけたので、アルミで補助パーツを作製して取り付け。
やっぱABSフレームは耐久性よわよわですね。
エジェクターを押すとシリンダーが一緒に後ろに押し出されてしまうので、シリンダーストッパーなる突起がエジェクターを押さえる役割を持ちます。
デフォルトのマルイパイソンではエジェクターは飾りなので、シリンダーストッパーも飾り程度の大きさしかなく、そのままでは機能しません。
ので、シリンダーストッパーの上に造形接着剤を盛って成形し、シリンダーストッパーを拡大します。
最後に、組み立ててみたところ、シリンダーとフォーシングコーンの間隔が少し狭くシリンダーの動きが悪かったので、ワッシャーを入れて調整します
これにてリアルカート化は完了!
前回のノズル作製の際にカートリッジの押し付け圧力調整などは済ませていたので、シリンダー側にはこれといった調整をせずに済みました。
あとは初速向上だけ!
月並みな手法ですが、バルブシーソーに0.5mmアルミ板を貼り付けてガス放出量を増大させます。
組み込み
目論見通り、ガス放出量が増大し、初速が修理前の50m/sから65m/s程度までは復活。
(気温25℃)
まだ他ハンドガン類に比べるとやや低めな初速ですが、2.5inchのリボルバーとしては、まあ、上々でしょう。
妥協!!
というわけで完成!
エジェクタヘッドもこっそり塗装していたので、こんな感じに。
でも磨き上げてエジェクターだけシルバーでもお洒落だったかもしれませんね。
もろもろ反省点はあるのですが、全体として楽しいカスタム作業となりました。
特にリアルカート化は良いですね!
このブログでも度々言っている”ロマン性”の大幅増強が狙えるカスタムですので、皆さまもゼヒ。
比例してサバゲでの戦闘力は落ちます↘
そろそろ溜めてるカメラの修理も急がないといけませんね…
エアガンカスタムとか、工作機械とか、他のヤボ用も諸々あって1つに集中出来ていない今日この頃でございますが。
(。-∀-)
では、皆様も残暑にめげずに、楽しく夏を謳歌下さい。
休憩と水分補給は忘れずに。
ではまた〜ノシ