アフガニスタンで医療や灌漑事業による人道・復興支援に力を尽くしていた中村医師のドキュメンタリー映画を観る機会があり、先週、ネットの仲間と一緒に参加しました。47分間という短い作品でしたが、中村医師の圧倒的に尊く壮大な活動を初めて知り、感動して帰りました。
2000年、戦乱や干ばつで大地が荒れ果て砂漠化した農村地域では、農民が故郷を捨てて難民化。医療スタッフが尽力するも、残された多くの人々は衛生面や低栄養などで苦しみ命を落としていました。100人の医師の力より、まずは水を引くことで多くの人々の命を救うことができると考えた中村医師は、現地スタッフや村人と協力し、井戸や用水路建設に取り組んでいきました。共に働こうと故郷に戻ってくる農民の数も次第に増えていき、7年の歳月をかけてほぼ人力のみで25kmの用水路が完成したのです。見渡す限り草木の生えていなかった膨大な荒廃地が、生命溢れる緑の大地に生まれ変わった風景は感動的でした。
中村医師が好んだ言葉「一隅を照らす」とは、「自分が今いる場所で最善を尽くす。それが、隣人や世界をよくすることにつながる」という意味だそうです。深い言葉ですが、私もとても好きな言葉になりました。
上映会の後、「労働者協同組合法」の勉強会がありました。この法律は2022年10月1日に施行され、法人格を取ることができるようになりました。組合員の出資・労働・意見反映の基本原理に従い、持続可能で活力ある地域社会つくりに役立つ事業を行うことを目的とするよう定めらており、働くもの全員が平等な立場で、協力し合って地域に必要な事業を非営利で行う働き方です。
「協同労働」の実践事例の紹介では、実際に活動されている事業所のワーカーさんの話もお聴きすることができ、刺激になりました。
Y.A.
とりで生活者ネットワークのホームページ

