STOP発情! | とり村便り

とり村便り

埼玉県新座市にある「とり村」の、コンパニオンバードと長く、楽しく暮らすためのお手伝い情報や
おススメ商品・素敵な鳥さんグッズの情報バードラン・イベント情報などの発信ブログです。

こんばんは、望月です。

とり村で行っているサービスの「鳥さん電話相談室」で最近、
発情についての相談が多くなってきました。
冬場は保温などで環境が暖かくなることで、
発情しやすくなる傾向があります。

発情中の子は、普段は大人しい子が攻撃的になったり、
翼を広げ、尾羽を持ちあげるような姿勢をとったりします。


発情という行動自体は自然な行動ですが、
発情過多となると、オスは精巣腫瘍、メスは多産卵による
卵詰まりなどを引き起こす原因となります。


今回は発情を長引かせないための工夫をお話させていただきます。


○発情しにくい環境を作る

発情するということは言い換えると、
その環境が安全で快適な環境という事でもあります。
しかし、それは必ずしも鳥さんの為になるとは限りません。

毎日時間通りで、同じような生活を続けていれば、
味気なくてつまらなく感じてしまうのは当たり前ですよね。
これは発情だけでなく、毛引きなどの問題を引き起こす原因にもなります。

野生の鳥さんのような、スリルとドラマに充ち溢れたワイルドな生活!
・・・とまでは言いませんが、
生活にはある程度の刺激は必要なのです。
ケージ内のレイアウトやケージを置く場所を、
定期的に変えることが効果的です。
見えている景色が変わるだけでも、
鳥さんにとっては大きな刺激があります。

また、生活リズムを飼い主さんに合わせがちではありませんか?
日照時間(起きている時間)の長さも、発情してしまう原因の一つです。
難しいかもしれませんが、早寝早起き(日照時間を10~11時間程)
を心がけましょう。

○発情の対象を無くす

鳥さんは様々なものを発情の対象にしてしまいます。
飼い主さんや仲の良い鳥さん、オモチャ
(鏡、恋人を連想させるオモチャ、巣を連想とさせるテント系オモチャ)
などです。

飼い主さんに恋をしている場合は、その人と関わるのを控えたり、
鳥さん同士を会わせないようにする、
発情対象のオモチャを外すなど、
発情の原因となりうるものを取り除くのが重要です。

また、ラブバードは紙を齧る行動そのものが、発情を促します。
掃除が大変になりますが、新聞紙をトレイから外しましょう。


他にも発情を抑えるポイントがありますが、
続きは来週火曜日のブログでお話しさせていただきます。