<目撃した鳥ちゃん>
ハヤブサ
<場所>
出雲市河口/神奈川県の多摩川河川敷
先日、河口に野鳥観察に出かけました。
カモが数種類。
サギが数種類。
カワウにカモメ、そしてカラス。
あんまり珍しい鳥はいないな~~と思っていたら・・・
「あ!猛禽!」
すごいスピードで飛来したのは・・・トンビ?
いや、トンビより小さいし、白っぽいし、何より尻尾の形が三味線のバチ状ではありませぬ。
双眼鏡で覗いてみると・・・
「あ~~~~ハヤブサだ!!!!」
ハヤブサはご存じの通りとても早く飛ぶ!
なんでも獲物をゲットしようとする時には時速300m以上のスピードなんだそう!
はやい!!!
どこの物好きが計ったか知りませんが時速390mを記録したハヤブサもいるとかいないとか。
めちゃめちゃ速い~~~~~~~~~~~!!!
F1マシーンじゃないか!!!
実際、目撃しても本当に速い!
その速さは他の鳥とは一線を画しています。
太めのボディと相まって、まるでミサイルのよう。
近くにいたカラスが大騒ぎしておりました。
ハヤブサはよくカラス喧嘩としているのを見かけます。
体格がにたようなもんだからでしょうかね?
(ハヤブサに限らず猛禽とやりあう姿をよく見かけるカラスですけれど、猛禽とやりあうなんてカラスって結構強いよね。)
ちなみに・・・
ハヤブサの求愛行動ってご存じ?
オスのハヤブサは、意中のメスの気を引くために、捕まえたネズミやカモなんかをくわえてメスの上を飛ぶんだそう。
そして、メスの上から捕まえた獲物を落とす!!!!
ひゅ~~~っと落下したその獲物をメスが空中で「えいっ」とキャッチしたらば・・・「OKよ」のサイン。
ふふふふふ・・・
プレゼント攻撃は人間界だけじゃないのねぇ。
眼が大きくて愛嬌のある顔をしているハヤブサですが、やはり猛禽。
獲物を狩るときは眼光鋭く、いかにも猛禽の激しさを見せますが・・・その獲物は女の子へのプレゼントというのがなんともかわいいよねぇ。
そんなハヤブサですが、現在日本の環境省レッドリスト入りしております。
数が減った原因は・・・やはり人間による環境破壊が原因。
ハヤブサは断崖絶壁に住むんですが、そういう環境がなくなってしまったのが原因のようです。
寂しいなあ。
(トリメの野鳥メモノートより スケッチ 川の水門にある施設の窓辺にいたハヤブサ
メモなので字も絵もきたなくてごめんなさい)
私たちにとっては些細な変化が、自然界の生き物にとっては生死をわけるような大きな変化だったりするんですよね。
ハヤブサもそんな大きな変化の波にのまれようとしている生き物の一部なんですね。
(トリメの野鳥メモノートより スケッチ)
でもね・・・そんなハヤブサの中にも、人の作った環境に適応したくましく生きるものもいるようです。
ビルや人口建造物を断崖絶壁に見立てて、住み着くものがいるとか!!!
(石川県の県庁の屋上にはハヤブサの親子が住んでいるそう!都内のビルにもハヤブサの住むビルがあるんだって)
彼らも頑張って一生懸命生きる道を模索してるんですね。
人ももっと環境について考え野生動物との共存を本気で考えなくてはいけないですね。
そんなことを考えながら、ハヤブサが放たれた矢のようなスピードで飛び去って行くたくましい後ろ姿を見送ったのでした。
元気でね!!
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Kikon 200-500mm F5.6