仙台冬日和
大変寒い日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は昨日一日中i tunes の整理をしたり、ブログの更新をしたり、ビールをかっ食らってたりしていました。
そうこうしている間に夜が明けたのですが、カーテンを開けてびつくり。
そこは白銀の世界が広がっておりました。ワッセローィ!
トンネルを抜けたらそこは雪国だったのは川端さんですが、まさか太平洋側の仙台でこんなに積もるとは思わなかった。ちなみに写真は僕の家の庭なのですが、道路はもっとひどいことになってるよ。路面がガリガリ。
バイパスが相当渋滞してる模様。大変だなあ。
近年稀に見るお空の模様なんですが、仙台の町並み自体も結構変わってたのが面白かった。
勿論内部に潜入してきたんですけども、「店内での撮影はご遠慮いただいているのですが」、と歯並びの悪いドブスメイドがグダグダ抜かしてきやがったので、札束をブスのドテッ腹に叩き付けて出てきた。
うーん、ちょっと期待はずれだったな。個人的には、キャバクラみたいに指名制とかあるのだと思ってたよ。
今日はネコミミの君!とかさ。
店内にはメイド、というかビジュアル系の追っかけのブスなゴスロリ2匹がせくせく働いていた。
僕は「ノートルダムの鐘」というギャグなんだかよく分からん、たこ焼きのようなケーキを食べた。うん、不味い。
こういうネーミングは誰が考えているんだろう。全くもってセンスが無い。いや、センスがどうというより中途半端なのだ。もっと、こう、「ビッテンケルガー婦人の一夜限りの過ち」とか「サウザー大佐の鏡の中の頂きミルク」とか「メアリー未亡人の草原の茂み~SI・GE・KI~まだ女は捨ててないのよ」とか逝って欲しいもんだ。
ちなみに僕のおじいちゃんは、気に入らない店に出くわすと、溜まったフラストレーションをある方法で発散させる。その方法とは~
ウンコを流さないで出てくる。うーん、漢だ。
チキンな僕は勿論そんなことは出来ずにでてきたわけなんだけれども。いや、当然か。
これは国道286号線沿いに出来た総合アミューズメントパーク「ベガスベガス仙台南店」だ。
温泉、ボーリング、カラオケ、インターネットカフェ、飲食街、パチンコ、スロット、ゲーセンなどなど。足りないのは雀荘だけか。ちなみに昨日、ここの風呂に入ってきました。いやあ、なかなか、いや、かなりいいぞ。ここは。
ちなみに風呂はいる前に母さんとボーリング1ゲームしたんだけど、結果は僕が131でババアがなんと138だった。負けちまった。
こういう一大総合遊技場が近所に出来てしまうと、仙台市外にわざわざ出かける必要性がなくなるよなあ。
でも雀荘は市外にしかないしなあ。
あ、勿論帰国後麻雀はしましたよ。
無論勝ちましたけどね。私の強運にかかれば、仙台のクズ共なぞチョチョイのチョィでっせ。
ちなみに昨日は街中が寒空でゼハゼハいってる中、門間っていうクズから麻雀の誘いがありましたが、丁重にお断りしました。
今日はどうしようかな、家の中でグダグダすごすか、街に都合の良い女でも探しにいくか。
スポーツ
浅田なんとかっていう15歳の女の子がスケートで優勝してました。すげー平成生まれだよ。
なんかグルグルグルグル回転してました。去年のアテネ五輪のときの体操もそうなんだけど、物理的にこいつらの体の構造ってどうなってるんでしょうか。摩訶不思議です。
大体スケートでどうやったら後ろに進めるわけなのよ。
プロバスケットボールはいまいち盛り上がってないようですね。
しょうがないよね。スラムダンクのほうが面白いもの。
先日、元オリックス監督の仰木さんがなくなりました。
いまいち盛り上がりに欠けていたパリーグに新風を巻き起こしたのは、仰木監督の尽力や采配による部分が大きかったように思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
板垣君はおたっきー
ゲーム関連の話題が続いたんでもう1つ。簡単にね。
僕が小4、5ぐらいの頃、次世代ハード戦争、つまりPS、セガサタ、64の三つ巴の攻防が発展していました。メインストリームの主軸となるハードはいったいどれになるか、コンシューマーたちが模索している時、僕が選んだのはNEOGEOという、SNKが出していた超マイナーゲームでした。
ちなみにNEOGEO CDじゃないぞ。ただのNEOGEOだぞ。
当時僕はKOFシリーズやWORLD HEROSとかにすげえはまってたんですよ。
それでね、当時の(今も)SNKの格闘ゲームは、どれもこれもコマンド入力が鬼のように難しかった。
超必殺技にいたっては、歩きながら逆ヨガフレイム2回とか、物理的に意味不明なコマンドとかざらにあった。それでも負けじと日々こういった激ムズコマンドに悪戦苦闘していったわけです。
現在でも大抵の格闘ゲームがプレイできるのは、こういった当時の日々の努力の賜物なわけです。
だから、語弊がある言い方ですが、最近の3D仕様の格闘ゲームは軟弱のように思えて仕方がないのです。やっぱり格闘ゲームは2Dじゃないと!でもカプコンは嫌い。
(ちなみにさっき勢い余ってKOF2001のPS2版をアマゾンで購入してしまった。PS2もってないくせに)
さっきKOFシリーズの新作見たら、主人公が三浦チックな悪役顔になっていてなかなか萌えた。
徒然日記
マイPCの崩壊に伴い、現在の僕のネット生活は困難を極めている現状下にある。
画面だけ実家のパソコンを使っている状況。だったら最初から実家のデスクトップ使えよ、って話なんですが、やはり使い慣れたやつじゃないとね・・。ちなみにこの実家のパソコン、NECの相当昔のやつに無理矢理XP乗せたもんだから、メモリ不足で動作がメチャ遅い(なんと256MB。しえーー)。USBに外付けHDつないでもウンともスンともいやしねえ。ファッキン!
不幸中の幸い、ラップトップ自体のマザーボードとかHDには損傷がなかった模様だ。よかったよかった。
結局、DELLには修理に出さない方向でいく予定だ。見積もりが届いたが、恐ろしい値段になってたので、当分画面だけ外付けにして踏ん張っていこう。ネットで調べたら、低スペックでよさそうなのが結構あった。メモリ512MBのHD40GBで79800円とか。バイトすりゃ買える値段だ。ただあくまで必要最低限の仕様なので、DVD-rwとか無線RANとかはテメエで買い揃える必要がありそうだ。DELLでまた低スペックのラップトップ出してくれないかなあ。
こういう風にPCを合体させると、昔のFCディスクシステムを思い出す。
幼稚園ぐらいの当時、僕はトランスフォーマー(コンボイですよ、コンボイ)とかいうロボットアニメに相当夢中だった。このロボットたちも、よくあるマジンガーZ系の他のアクションロボットと同じように、変形したり、合体したり、巨大化したりいていた(はずだ、確か)。そんなわけで、FC端子に新たなハードを合体させるというディスクシステムという存在が、気になって気になってしょうがなかった。
ただ、当時は「ファミコンは悪だ」という風潮が強く、また僕の両親もそんなFC浸透化レジスタンスの一員だったため、結局僕の家にDISKシステムが日の目を浴びることはなかった。
値段的な部分も大きかったのかもしれない。確か、結構な値段がしたはずだ。ただ、ソフト自体の書き換えが500円で出来たため、コンシューマー受け自体はなかなかよかったように思える。
なにしろFCソフトの最大容量が2MBの時代だ。今ではチンカスみたいな数字だよなあ。
ディスクシステムを買ってもらえるチャンスは一度だけあった。
その日僕はいとこ(現在引きこもり、私なぞ足元にも及ばないゲーマー)の家で、楽しくディスクシステムのマリオ2やファミ探2をピコピコやっていた。そんな中、突如僕のおばあちゃんが、そんなに面白いなら買ってあげる、と言い出したのだ。勿論僕は「テラ欲しいっす、キボンヌ」と即答した。
当時幼稚園児だった僕に、満足にディスクシステムの概要を説明できたかどうかは不確かだ。ただ、「ファミコンに合体させて新しく別のゲームが出来るようになるやつ」としか説明しなかったように思う。
数日後に我が家に届いたのは、昔懐かしい「ファミリートレーナー」だった。
付属のマットを端子に接続させて、ファミコンを使って運動するという、ディスクシステムとは似ても似つかわしくない代物が、我が家のある空間に広がっていた。うん、確かにファミコンに合体させることは出来る。
ありがとう、ばあちゃん、でも、そりゃないよ・・。
その後、ファミコン自体のROMの容量の拡大化、さらにSFCの発売に伴い、ディスクシステムはだんだんと廃れていった。唯、やっぱりハードとハードを合体させる、という発想は、今でもビンビン触覚にくるものがある。
それにしても、DISKにしろNINTENDO POWERにしろつい最近まで書き換えが出来たんだよなあ、それだけコアなファンがいたってことなのか。凄いな、任天堂は。
一年半ほど前に、アドバンス用ソフトとしてファミコンミニシリーズが発売された。昔懐かしいゲームがゾロゾロと復刻されたのだが、その中にDISK用だったソフトも含まれていた。
「謎の村雨城」「新鬼が島」「ファミ探1,2」「マリオ2」「悪魔城ドラキュラ」「リンクの冒険」などなど・・。
こういった、昔やりたくても出来なかったゲームをやるってのは、ソフト形式がDVDになった現在においては時代に逆行しているものだけども、なかなか趣があるものだ。
皆さんもそれぞれのゲームライフを楽しんでください、哀愁。
おいらはゲーマー
念願だったファミ探1~消えた後継者~をついにDSでクリアしました。
もともとこのゲームは昔懐かしいファミコンDISKシステムで出されていたもので、つい先日に、アドバンス用のソフトとして再販されたものです。内容はそのまま。リメイクとか一切されていなく、昔懐かしいADVゲームの雰囲気がそのまま楽しめる内容でした。
ちなみにこのゲーム、昔いとこの家でコソコソやっていた思い出があります。初期ADVによくあったように、このゲームもいわゆる「フラグ立て」が面倒くさく、当時は途中で断念してしまったのでした。
また、ファミ探2~後ろに立つ少女の方は、以前NINTENDO POWER書き替え用SFCソフトとして完全リメイクで発売されてました。このリメイクがまた素晴らしくて涙チョチョ切れ。こちらの方はROMNATIONとかで今でも落とせると思うので、ぜひやっていただきたいソフトの一つであります。ラストが鉄板でビビルンだよ。
話を今回の1のほうに戻しますと、個人的には2のほうが怖かったかなー、という印象。2はいわゆる学校の怪談テイストで緊迫感漂う内容だったのに対し、1は地方の閉ざされた訳あり村での、連続殺人事件もの。
これに遺産相続とか後継者とか死んだはずのだれそれとか村の伝説とかが絡んでくるわけです。
いっちゃえば、金田一耕助。八ッ墓村とか犬神家とかそんな感じ。
それが物語的にダラダラ進むので、ゲーム中だんだん中だるみ感が漂ってしまいました。
ネタばれしちゃいますと(俺には怖いものなどない)、主人公っていうのが私立探偵の助手をやっているわけですよ。んで、こいつが遺産相続の際に不審な死を遂げた地方の有力なババアの調査を依頼されるわけですな。また、この村っていうのが、ミステリーにお決まりの、閉鎖的な小ぢんまりとした村で、村人は戦国時代からの言い伝えとかを頑なに信じているわけです。
んで、遺産を分配される予定だった親族がボコボコ死んで、やべーやべーってなって物語は急展開をむかえるのです・・。
ああ、もう、面倒くさい!すっ飛ばしちまえ!
主人公は最初記憶を失ってますが、こいつが後継者です。んで、オープニングで主人公を介抱してくれるあまちってやつが犯人です。ふう、すっきりした。
ラストも結構淡々として、2のときのような吃驚仰天的な感じではなかったのですが、まあ、これはこれでなかなかあっさりしていてよかったのではないでしょうか。個人的には、こういうFC時代のADVに飢えていたので、結構楽しむことが出来ました。
昔ながらのアドベンチャー、いわゆるフラグ立て系のゲームが僕はRPGの次に大好きなんですが、やっぱりこういうのはレトロな感じが一番いいなあ。FC時代には名作がいっぱいあったもんなあ。
「オホーツク」とか「ポートピア(世界一有名な犯人、ヤス)」とか「殺意の階層」とか「さんまの名探偵」とか「赤川次郎の幽霊列車(音楽が何気にすぎやまこういち)」とかさ。ミシシッピー殺人事件とかいう迷作も・・。
後継者というか全員消えたほうがよさそうです。
SFC時代になると、ADVはサウンドノベル系が全盛になって、フラグ立て系のゲームが廃れていって、さびしい思いをしたものです。いや、これはこれで好きなんだけどね。
んで、プラットフォームがPSとかSSとかになりますと、またまたフラグ立て系のADVが復興してくるわけですよ。多分これはソフトがCDROMになって音声、特に声とかが付属的に発達したからではないでしょうか。いや、わからんけど。
「EVEburst error」とか「夕闇通り探検隊」とか、何気に名作も揃ってるんだよね。
まあ、今回は満足です。
今度は逆転裁判のDS新作を試してみようと思います。
それにしてもDSってすっげえなあ。さっきマリオカートDSをサイトで見たらなんかすごいことになってるねえ。ここまでクオリティー高いとゲームキューブの必要性とかも分かんなくなって来ますよ。
64の失敗をアドバンスで完全に取り戻した、NINTENDOブランドの底力を見たって感じです。
PSPも苦戦してるみたいですし、やっぱり携帯用ゲームはNINTENDOですか。
FF3もリメイクされるみたいだし、MOTHER3も出るし、DS買って良かったよ、まじで。
でもビジュアルはPSPの方が格好いんだよなあ・・(FF7関連の動向が気になるし)。
怠惰な日々をぶっ飛ばす
仙台に帰ってから、毎日毎日ダラダラダラダラ腐った日常を過ごす自分がいるわけで。というかもはやお決まりの予定調和の世界。電波だーギャー。
このままじゃヤベーっていうことで、ちょっと今日は外出してきた。( 》 ゚Д゚)ガイシュツです。外の空気をすえば何か新しいことが起こるはずさ。この雪に埋もれた東北の地で革新的なロマンスを探すのだ。
愛に気付いてください。僕が抱きしめてあげる。
んだけどもどこさ行ったらいいんだべ?こっちが聞きたいくらいだ。行き先は風が教えてくれる、とか格好いいこと言って何度も失敗している先駆者というか落伍者を僕は何人も身近に知っている。
第一風任せで風邪にやられたら洒落にもならない。ふむ、どうしたものか。
身体も相当なまってるし、どこか登山にでも行くか。東北の地にしか咲かない、非常に珍しい高山植物とか眺めながら己の完成を養うんだ。そして道行く先で知り合った女の子と故意に落ちるんだ。違う、恋だ恋。
いいねえ。盛り上がってきたぞ。
ちなみにその後二人は仙台の幻想的な無数の発光体の下で再開し、「はじめてあったときから気になってたの」とかいわせれば完璧。ギャー。
病気か俺は。
それにどこの山にそんな甘酸っぱいロマンスが転がってるッちゅうねん?
イズミガタケ?遠いよ。それに確か2000メートル以上あるんだよ?そんな本格的な登山する勇気も気力も無い。僕がしたいのは登山の雰囲気を味わうことであって、登山をすることではない。
太白山?いまいち場所がよくわからん。第一太白区の山になんかアオカンしているヤンキーか参拝中のババアしかいない。こりゃロマンスどころではないぞ。22にもなってカツアゲされる恐れもある。
それに万一参拝しているババアにおにぎりとか投げつけられたら、一生のトラウマになりそうだ。
だめだこりゃ。
ここまで考えてふと気づいた。
あれ、俺、元々住所が山じゃん。
ということで今回は板垣君の実家の周り、というか八木山南周辺を探検しよう、の巻です。
わーいわーいなんて魅力的なタイトルなんだ。
さあ、帰国後ダンダン盛り上がってきましたよ。
ウホッ!いいブログ!
~続く~
チョッパリ帰国紀
~つづき~
面倒くさいんで、文面もとに戻します。sadaマジでゴメソ。
ピッツバーグ空港は完全に雪に覆われていた。空港の外は肌を刺すような寒さ。帰国後実感したが、日本とは比べ物にならないほどの気温だった。
出発予定表を見ると、何便かは悪天候のためキャンセルされている感じだった。嫌な予感が脳裏に浮かぶ。嗚呼、お願い神様。僕を無事に家に帰して。何なら日本から出るときの便をキャンセルにして。
そんな僕の心境を知ってか知らずか、飛行機は予定通りに出発した。ビビラせるんじゃないよ、全く。
いや、実際ビビッた。強風による機体の揺れにだ。ニダニダ。
国内線の小型機のため、ちょっとの風でも振動が強い。今回は強風に加えて、豪雪だ。
機内の窓から景色が見えないという現実が僕に恐れを抱かせる。
ガタガタガタガタニダニダニダニダ
嗚呼、愚民なさい。僕は本当に生きててしょうがない人物ですが、それでも行きたいんです。まだ逝きたくないんです。生に執着する愚かな小市民なんです。そうだこんなときは聖パウロ先生に祈りを捧げよう。キリストの福音を暗証しよう。
「イエスは言われました、パンの代わりにお菓子を食べればいいのよ」 あーこれは違うか。
save me please 神様!!
僕の必死の祈りが泉さんに通じたのか否か、飛行機は無事に乗換のためのダラスに到着した。
ていうかダラスは晴天だった
雨粒の一滴も降っていやしねえ。いや、ちょっと西に行くだけで天気はこうもガラッと変わってしまうのか。うーん、まさに大陸的。
ダラス。JFKが暗殺された場所として一般には認知されてると思うこの場所から、成田空港に向かう。
ダラスに国際線なんてあったの知らなかった。そんなにメジャーな土地なのか?シカゴとかNYなら分かるけどさあ。個人的にはピッツバーグから国際線を伸ばして欲しいよ。
ダラス国際空港内部。ピッツバーグよりはるかにキレイで整っている印象がある。
ちなみに手前のおっさんは全く関係が無い(当たり前だ)。まさかこのおっさんも極東のイエローの日記に公開されるとは夢にも思ってなかっただろう。ウシシ。
あんまりこのおっさんをじっくり見すぎると、写真からジャガイモとか投げつけられそうで恐い。
そんなの俺だけか。
次の飛行機まで中途半端に時間が開いた。クソ不味い昼飯を適当に食った後、「アメリカの空港でオナニーして、より大物になった気分に浸ろうか」とも思ったのだが、僕の薄皮一枚分の最後の理性がそれを邪魔した。いや、邪魔してくれた。
ていうか自分の呆れるほどの変態性にほとほとうんざりした。
今回使ったのはアメリカン・エアラインだ。
すいません、俺この会社のサービスクオリティを甘く見てました。
いやあ、飯もなかなか美味いし、スッチーのサービスもいいし、ディスプレイは全席についてるし至れり尽くせりだ。JALとはいかないけど、コンチネンタル航空に並ぶぐらいの質の高さを香具師達は俺に示してくれたよ。A・Aってnorthwestとunited航空とかと一緒の部類だと思ってた。誤解でした。本当すいません。
ミッシェルのbirdmenをかける。「fly、fly、birdmen」 まさにピッタリの歌詞だ。フライといえば三浦君は元気かな?なんて感慨にふける。
何千マイル上空のこの状況で、便所でオネニーしてやろうかと思ったけど、それは大物でなく本物なのでやめておいた。
成田までは半日以上のフライトだ。機内では、はっきり言って何もすることが無い。安全なtripは本望だけど、やっぱりちょっとはsigekiが欲しい。俺は田原俊彦か。俺はビッグだ。
その後、睡眠薬とrei harakamiとカルコ・ブリーナの必殺コンビネーションで板垣君は神様と共に安らかなる眠りについた。
その後、無事に成田空港に到着。
夢にまで見た日本!!嗚呼いとしのホームカントリー!なんて、最早何の感慨も無い。慣れちゃったよ。
写真がぶれているのは心霊的何かでもMMR的何かでもなく、僕の写真の腕が悪いからだ。
手荷物受取所。ここでボストンバッグを迅速に受け取る・・予定だったのだが、待てども待てども一向に僕のバッグが降りてこない。もしかしたらアレのアレが何かの拍子でアレしてアレになったのではッ!?という極限的ネガティブ思考が脳裏をかすめる。嗚呼、パウロ先生のことを一瞬でも疑った罰なのだ、これは。
もし何かの手違いで荷物が届いていなかった場合、いろいろと手続きが必要となる。それは面倒だ。
そして僕は面倒くさいのが本当に本当に嫌いだ。
お願いします、神様。哀れな子羊をお救いください。
いつも教会でおっしゃってくださいましたよね?「それでは冒険の書に記録してもよろしいか?」と。
板垣君はいつも大いなる福音を祈っています、ザーメン
獄中のパウロ先生に届け、この願い!
30分ぐらいしてからだろうか、ようやく降りてきやがった。心配掛けさせて、もう!
性パウロ様、本当に有難うございます。安らかに刑を全うしてください。
ちなみに、ここの付近に屯している検査犬には毎度ビクビクさせられる。今回だけはやましいこと何もしてないのにね。
売店で見つけたクリームソーダがどうしても飲みたくなった。
一口飲んだら恐ろしく不味くて怒りのあまりそのまま放置した。
今こうして写真で見てもその不味さが知覚できる。
その後、成田エクスプレスで横浜に向かう。目指すは橋本だ。
星屑たちがぼくを待っているはずだよ。
説明不要。
ただ、あまりにも威風堂々した文体に感動した。
エクスプレスの中。とり合えず、ヤンマガとモーニングとヤンジャンを購入。
常務島耕作がいちばんおもろい。
それとこの世で一番好きな飲み物であるポカリスエットと伊藤園の充実野菜、それにジャパンライフに必須のマイセンライトを購入。
間違って全車禁煙の車両に乗っちまったため、肺にヤニを充満させることが出来ずじまい。
千葉から東京へと、快速列車はぐんぐん進む。
成田エクスプレスっていう響きがあまり好きじゃない。
西村京太郎のミステリーに出てきそうだ。
横浜に向かうはずだったが、やはり時間的に遅くなることが判明したので、一旦新宿で降りることにした。
京王線に乗り換えるためだ。
新宿。これもぼやけちゃったね。
どうでもいいけど、こういう人通りの多いところで写真を撮るのはすげえ恥ずかしい。
それに被写体が駅だもんな、意味不明だよ。
田代マーシーに乾杯。
京王線から橋本に向かう。
京王線沿いの風景って結構好きだ。なんか、穏やかな風景っていうかさ、東京とは思えないほど自然があるところとか。ローカル臭漂うところとか。東北本線の雰囲気ににてるんだよね。
あと、新宿から離れるごとに、だんだん周りの女の子のレベルが下がっていくところとか、段々野郎ドモがイモっぽくなっていくところとか。すいません、失言でした。
いよいよ橋本に到着です。この駅については5月に書いたと思うので特に今回記しません。
そして
野郎たちは焼肉屋でメシ喰ってました。そこで合流しました。
カルビが最高に美味かったです。写真撮るのを忘れたのがショックだで。
たった4ヶ月ぶりの再会。劇的な変化などがお互いから感じられるはずも無く、お決まりのマンネリ気分に心から浸ることが出来ました。良かった良かった。
でも岩松が劇団をがんばってるって言うのはすごく励みになったぜ。僕も頑張らないとなあ。色々と。
こんな感じで帰国道中をずらずらと掻いてきたわけですけど、疲れたーーー!!ざっと4時間近くは掻いてる計算になるじゃねえか(写真まとめたのが面倒くさかったんだよ)!
久しぶりだぜ、こんなにグダグダグダグダ掻いたのはよオオォーーー!!
やっぱり日本語が打てるってのは最高だね!
まあ、再開一回目にどどんと読み応えのアル奴を書こうと思ってたので、なんか達成感があります。
あくまで自己満足の世界だけどね、それに後半面倒くさくてすっ飛ばしたし。
それにしても、ブログ書くのも技術がいるよ、前はもっと面白くかけたはずなのに。
まあいいや、あと一ヶ月鬼のように楽しむ予定です。滞在中はチョコチョコ更新していく予定なので、皆様、特に3人の方々、楽しみに待っててくださいませ。ザーメン
風牌ろまん
このブログの更新を気長に待ち望んでくれていた人達、本当に有難うございます、
そして申し訳ありませんでした。
何が起ころうとも毎日欠かさずブログをチェックしてくれていた3人の人達、
一体何を考えてるんですか?
将来ろくな大人にならないであろうこと確定的です。
さて前置きはともかく、さっさと本題に移りましょう。
およそ30時間前、腐りきった愚国の冷笑的側面に散々嫌気が指した2匹の侍が国を出る覚悟を決めた。
俺と、ハマの時計仕掛けのオレンジ、通称sadaだ。sadaは飲みかけのペプシをゴミ箱にぶち込み、俺にこう言った。
「一気に逝きましょう。休息は無駄に等しい。」
鋭い眼光と共にsadaは夜空を見上げる。星一つないその空間は、虚無的な奴の左脳を刺激しているようだ。
俺はマルボロを口にくわえ、天を仰いだ。
「全く冷や冷やさせやがるぜ」
(実際→) sada「準備できました?」
俺「あー、もう済んだー。ちょっと車暖めとくわ。」
sada「禿萌えです」
俺「萌えます」
街は一面雪景色だ。冷たい風がその勢いを増している。
あまりの路面状況の悪さに、俺は一瞬アクセルを強踏するのをためらった。感覚的ではなく、亡霊的な何かが、俺をそうさせたのだ。額に一滴の汗が滴り落ちる。
そんな俺を尻目にsadaはこう言った。
「真っ白な雪?知ったこっちゃ無いっすよ。こっちは真っ白な灰になるまでブッ放す覚悟は出来てるんだ。」
まったくsadaって男は敵に回すと恐ろしいが、見方にすると頼もしい奴だ。俺の心臓の鼓動が高鳴る。
脳内麻薬と精神が共鳴しあうのを、俺は感じていた。
「ディストーショナル・アディクトか・・。マジでビンビンさせやがるぜ!」
俺らの前に、最早敵は、いなかった。
(実際→)俺「やっべー路面凍ってるじゃねえかよ、鉄板でこえーよ」
sada「安全運転でお願いします」
真夜中のフリーウェイは、暗黒の闇が広がっていた。その絶対的な黒は、次第に俺らの下半身から上を、侵食していった。弱気を見せたら、一瞬でやられるであろうその状況が、感覚を刺激する。
喰うか喰われるか─
俺は己の弱気な感情を振り払うかの如く、CDのボリュームを上げた。
典型的な8ビートのリズムが、俺は好きだ。シンプルな構造はそのまま俺の五感を単純化させてくれるからだ。俺がsadaにこう言うと、奴は不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「不協和音に対処することの間違いじゃないですか。」
相変わらず鋭いところをついてきやがる。全く油断も隙もありゃしねえ奴だぜ。
俺は含み笑いを浮かべながらこう言った。
「フッ..全てお見通しって奴かい?若いねえ。」
(実際→) sada「おっとミッシェルじゃないですか、萌えますねー」
俺「道中ノらないとやってられないっすよ。暗いしコエーし」
sada・俺「あいうぉんざーもたーさいこー」
しばらく後、俺は徐に車を道路の脇に止めた。俺は胸ポケットから煙草を取り出すと、ゆっくりと灰にヤニを充満させ、大きく息を吐いた。ヤニの匂いと共に、微弱な緊張感が周りに広がる。
「休息は無駄だったはずでは?」sadaが俺に言う。
フン、と鼻を鳴らしてから、俺はこう言った
「休息でも、それから安息でもない。分岐路を前にした、ただの深呼吸さ」
それから、この大国の象徴でもある、長い長い一本道の脇道で、俺らは小便を引っ掛けた。長い、長い小便だった。俺らのそれまでの過程を象徴しているかのような小便だった。
そしてまた車を走らせた。最早俺に闇に対する恐怖心は無かった。sadaは俺を見て、ニヤリと笑った。俺も釣られて笑ってしまう。
空港はあと目と鼻の先に、その殺伐とした空気を曝け出してるはずだぜ。
(実際→)俺「ションベン、漏れる!漏れる!我慢できねえ!」
sada「マジで?脇に止めてしちゃえば?」
俺「最近早いんだよ、マジで」
sada「あー、小便小便言うから、なんか俺もしたくなってきたよ」
キキーーーーッ!ガコン!(車を止める)
俺「プッハーーーッ!スッキリ!!」
sada「長い小便すね」
俺「禿萌えです」
(実際、アメリカのハイウェイで小便を引っ掛けていると、自分がまるで大物になったかのような錯覚が芽生えてしまう悲しい俺)
そして空港に着いた。外の凍てつくような気候とは対照的に、人工的で不自然な生暖かさが俺たちを包む。
そう、その暖かさが全て幻想であるかのように・・。
sadaは徐にナイフを取り出した。奴の眼光が怪しい光を放っている。そして、その焦点が合っていない。
鋭利な刃物の表面に、俺たちの間の空間が微かに映り、そして広がる。
俺は奴を制止すると、ゆっくりと言い聞かせた。
「武器に頼るのはやめておけ、そいつは手前の右脳をも混乱させちまう」
sadaはゆっくりと深呼吸すると、まるで自分に言い聞かせるかのようにこう言った。
「フン・・、そんなの百も承知ですよ」
(実際→)俺「外、サミーーー!中、あったけーーーー!」
sada「萌えです」
チェックインを済ませた後、俺たちは簡単な食事を取ることに決めた。パン、ポテト、エッグ、そしてハム・・典型的な愚国の豚の餌だ。
「最後の晩餐がジャンク・フードとはな・・」
俺がこの国の未来を憂いていると、ハマの時計仕掛けのオレンジがが突然キレた。
卓上の皿をぶちまける!
ガッシャーーン!
「女将を呼べッ!!!」「だから俺は嫌だったんだ!人を呼んでおいてこんなものを食わせるとはッ!!」
鬼のような形相のsadaを必死でなだめ、俺はロビーに急いだ。このまま放っておくと、本当にコイツは殺ってしまう、そう判断したためだ。
それに、俺たちの別れの時間が迫っていた。
男の別れに無駄な時間は必要ない。俺は奴にそっと告げた。
「逃げ切れる保障は無いぜ」
「そんなの百も承知さ・・。・・・言っただろう、ブッ放す覚悟は出来てるってな」
俺は笑った。sadaもつられて笑う。
笑い声があたりに響き渡る。
そして俺たちは血染めの拳で最後の別れを交わした。
(実際→)俺「んじゃ、また」
sada「おいっす」
滑走路も、白い雪に覆われていた。外は分厚い雲に完全に支配されちまってる。まるで俺の未来を暗示しているかのようだ。
だが、不思議と恐れは無かった。もう、俺には全てを受け入れる覚悟が出来ていたのだ。
「為すがままにってか、ナンセンス極まりないぜ」
そして俺は人工都市ピッツバーグを後にした。
~つづく~