多数派でいることはとても心地良いのだけれど

最近職場で人の出入りがあり、そうすると職場でセクシャリティーをオープンにしているトリコは、いつ新しい人に言い出せば良いのかしら？と考えたりしますというのも初めてカミングアウトした時の驚きが嘘のように、今の職場では当たり前のように、トリコさんの彼女さんはさ〜、それって彼女と一緒に行ったの？等という言葉が普通に飛び交っているので、新しく来た人がとなると思うのです。

私は特にセクシャリティーに関してはアウティングというものを全く気にしないので(自分がその人に話した限り、その人が誰かに話すのは自由だと思うし、そもそも私にとってセクシャリティーは隠したいものではないので)、その点では問題ないのですが、なんとなーく急に初日に話すことでもないし…と思ったりして、1〜2週間後に話の流れで伝える、みたいな感じになっています

一緒に住んでいる女性のパートナーがいて、みんなが彼女さんが〜と言っているのはそういうことなのですと伝えるその時、あまり驚かれることすらありません。それは時代の流れで特に若い人にとっては驚きではないのかもしれないし、私も緊張せずに伝えられるし、多数派でいられることはとても心地良いものです

ただその反面、たとえ同性愛に嫌悪感や戸惑いがあったとしても自分以外の全員が受け入れているこの状況で、確実に何も言い出せない空気があると思います。もちろん同性愛への批判や無意味な差別はお断りだけれど、自分が多数派になった時にそうではない誰かの感情を押さえつけることになるのは嫌だなぁと思います。

私はあなたの意見には反対だけれど、あなたが意見を主張する権利は死んでも守る(←ちょっとあやふや)というどこかの偉い人？の名言はとても好きな言葉です。早く同性婚できれば良いのにね！と私以上に憤ってくれる人たちも、私は同性愛なんて全然理解できないけれど、トリコのことは好きよ、と言ってくれる人たちもどちらも私の大事なお友達です

ガリガリに痩せてる人が好き⁉︎無理無理ありえなーい!と同じテンションで言われる、女の人と付き合ってる⁉︎ありえないんだけど!は、無理した同調よりも心地良いと感じるトリコです。この場合のありえない!はその人自身が自分だったらありえない、という意味で決して相手を否定しているわけではないというニュアンスです割と控えめな彼女にとっては、トリコの友達とのこういうやり取りは、それこそありえない!と思われていますが

なんだか話がズレてきたような…。多数派の人が心地良い空間より、みんなが心地良い空間が良いなぁと思います

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