バンドリ!2ndシーズン、第4話からいよいよ各バンド回へ突入する。その先陣を切るのは、世界を笑顔にするあのバンドである。
主催ライブをする決意を新たにしたポピパであったが、改めてどうすればいいのか思い悩むこととなる。そこへ颯爽と現れたハロー、ハッピーワールド!のボーカル弦巻こころは、悩むあまり笑顔でなくなってしまっているポピパを笑顔にする為、ライブをすることに。
という内容の第4話。ハロハピの魅力を凝縮した、文字通り笑顔になれるお話だった。
今回の話の中心となるのが、いくつかライブの案を出すものの「出来ない」と諦めてしまうポピパに対して「出来ないことなんてない」と、数々の無茶を現実にして見せてポピパを笑顔にするこころの存在。
アプリ内のストーリーでもそうなのだが、とにかくこころは裏表がなく、純粋に「世界を笑顔にする」ことだけを考えて行動する。それ故に言葉もとにかくストレートで、ぱっと見おかしいキャラクターに見えてしまうのだけれど、大事なところではちゃんと意味のある台詞を発するので、こころの言動をきっかけに話が解決へと向かうことも多い。
今回はそんなこころの良くも悪くも純粋なところが余すところなく描かれていて、美咲が過労死しそうだった。
こころの台詞だけじゃなく、ハロハピは楽曲もとにかくストレートなメッセージが込められていて、特に今回の挿入歌のひとつ『せかいのっびのびトレジャー!』はかなりメッセージ性の強い曲だと思う。
いきなりラップから始まるので最初は面を食らうかもしれないが、その歌詞には「新しいものを知ることや、自分を変えようとすることは大変だけど、だからといってそのままでは勿体無い」というメッセージ、そしてその変化や挑戦しようとする人を応援するよという気持ちが込められていて、きちんと聴くと本当に心に響くものがある素晴らしい曲になっている。
ハロハピは3バカのキャラクターや曲のタイトルや曲調から誤解されやすいのだけれど、バンドリ!のバンドの中でも一際強いメッセージや、成長していく中で忘れてしまいがちなことを思い出させてくれるストーリーや台詞がとても多い。
そして5バンドの中で唯一ボーカルがストーリーにおける主人公ポジションではないのも特徴であり、代わりに主人公ポジションにいるのがDJミッシェルの中身である奥沢美咲だと個人的には思っている。
美咲は当初半ば無理やり、成り行きでハロハピに関わることになった。最初はハロハピを抜けようとしたり、おかしな言動を繰り返すこころと親しく思われることへの抵抗があったりと、その心境はハロハピを初めて見た自分たちユーザーのものと近い。
そんな美咲もこころを始めとするハロハピメンバーと接したり、こころの言う「世界を笑顔にする」という言葉を自分なりに解釈したりするうちに、ハロハピが好きになっていく。
そして美咲を通してこころの言葉を聞き、メンバーとのやりとりを重ねていくうちに、自分たちユーザーもいつしかハロハピが好きになっているのである。
そんな個性豊かで本当に素敵なハロハピの世界を垣間見ることが出来たこの第4話。感想をTLやエゴサして見てみると、ハロハピらしいぶっ飛んだ展開に笑っている人もいれば、込められたメッセージに心動かされている人もいて。
作品を見るとき、深く色々なことを考える人もいればただ何も考えず見る人もいるわけで、それはその人の自由であり個性でもある。
ただハロハピは誰がどう見ても、必ず「笑顔」になれるという部分は揺るがないのだなと今回アニメになった姿を見て思った。
今回の香澄たちのように何かに悩んだり、あるいは落ち込んでしまったり、今後生きていく中で嫌なことはたくさんあるだろうけれど、そんなときもハロー、ハッピーワールド!というバンドがいることを思い出せば、たちまち笑顔になれるだろう。それだけの魅力とパワーがハロハピにはある。
そしてそれだけのパワーを秘めている彼女たちの活躍を少しでも見てみたいと思ったそこのあなたは、バンドリ!ガールズバンドパーティ!のストーリーを読もうな。




