先週末、神奈川県に住んでいる私の叔母から主人が贈った御歳暮(※)についてのお礼の電話がかかってきた。

主人は非常に義理堅い性格で、私の親戚に対してお中元や御歳暮、年賀状等といった季節の挨拶を絶対に欠かさない。そのせいか私の親戚の間で、彼の評判はすこぶる良いのだ。

叔母と挨拶とお礼の言葉を交わし、互いの仕事や家族の近況報告をしていると、一昨年、15歳年下の女性と再々婚を果たしたロリコン私の弟・大五郎(44歳)に赤ちゃん(女の子)が誕生したことを聞かされた。

今から25年ほど前に一家離散してからというもの、私は両親だけでなく弟とも疎遠になっており、お互いに直接連絡を取ることはない。そういうわけで、お互いの結婚(弟の場合は再婚・再々婚)や出産も親戚から聞かされて知ることになる。

正直言って
蚊帳の外に置かれているようで
非常に面白くないむかつき
別に興味無いし...

真面目でお堅い私と違ってお金と異性にだらしがなく、仕事も長続きしないチャランポランでいい加減な弟は馴れ馴れしく妙に愛想が良くて口も上手く、周囲の人間から可愛がられている。

一家離散で色々と酷い目に遭った私は、家族とは距離をおいている。そうでもしないと、返す気のない借金を申し込まれたり、両親や弟の都合の良いように振り回されて、精神的にも肉体的にも疲れ果てるのがオチだからである。

私は過去の経験から、それを嫌というほど学んだのだ。

昔から両親は私に『お金がない』と言ってしつこく金銭の援助を迫ったり、高価な物を買わせたり、借金を申し込んだり、お互いの悪口を吹き込んだり、色々とこき使ったり、結婚せずに老後の面倒をみろ等と強要したりしたが、弟には一度もそういった嫌がらせにも似た依存や束縛をしたことはただの一度もなかった。

あの人達は、面倒くさいことは娘に押し付ければいいとでも思っていたに違いない。

そんな損な役回りを押し付けられた私(姉)とは違い、調子のいい弟は両親とは付かず離れずの距離を保っているようだ。

なんだかな〜凝視

そして、親戚の間でも父の様子を気にかけて時々連絡を取っている弟の評判は上々なのだ。

子どもっぽくてこういうことは言いたくはないが
弟はズルいと思うむかつき

悪いのは両親(特に実母)であって弟ではないのだが、弟と私は性格が全く合わないし、トラブルや面倒事を持ち込まれるのが嫌なので、なるべく関わらないようにしている。

叔母はこの日も『子どもが生まれて大五郎も今は真面目に工場で働いてるみたい』とか『どうなるかと思ってたけど、しっかりしたみたいで良かったわぁ』とか『お父さんとも連絡を取り合ったりしてるんだって。大五郎は親孝行でエラいよね。』等と、弟を称賛した。

叔母からこういう話をされると
正直言って
心がモヤモヤする

『えらいやつってのは、始めからワルなんかにならねえの!正直で正しい人間がえらいにきまってるだろ!』と、警視庁きってのスーパー問題児・両津勘吉巡査長(※こちら葛飾区亀有公園前派出所の主人公)だって言っている物申す


不真面目でいい加減だったヤツが、少しだけ真面目になって働くようになったからといって、ほめられる。

納得できない凝視
こちとら30年近く真面目に働いていますが何か?

弟はエラいのではなく、ようやく普通のレベルになっただけなのである凝視勘違いするな💢

そもそも給料(金)を貰っているのだから、真面目に仕事をするのは当たり前だろうが、このクズ・カス・ボケむかつきイラァ〜

私は心の中で弟を罵りながら、よく事情を知りもせず能天気に弟をほめる叔母に『ヘェ~ソウナンデスカ〜ソレハヨカッタデスネェ』と返事をして早々に電話を切った。

私は”心の狭い自分”を見せないように装うので精一杯、うまく取り繕えただろうか...。

叔母と話をすると、まるで私が恩知らずの親不孝者だと一方的に責められているようで、酷く気が滅入るネガティブDASH!

しかも叔母は善意を装って話をしてくるので防ぎようがないのだ。

祖母や父が亡くなったら、こういう不愉快な電話もなくなるのだと思うと、その日が待ち遠しいとすら思う。

やはり叔母の言うとおり、私は親不孝者なのだろうか。