当時の僕は19歳でした。

高校生3年生の時に付き合った彼女と遠距離の交際中でした。僕は彼女のことが大好きでいつもかわいいと思っていました。

当時は、その子と結婚するつもりで大学の友達にも悠然と結婚するなんて言ってましたね(今思えば若かったです。)

そんな彼女と遠距離交際を続けて半年ごろです。私が夏休みなどで実家に帰った際の話です。

彼女の実家付近に行き、公園などでゆったりしている時です。私の友達はめちゃくちゃにかわいいと言ってきます。

そして彼氏もその彼女のこととても大好きで毎日かわいいと言っていたそうです。僕はそうなんだーと話を聞きながら他人事のように話を聞いて夜道を散歩してました。

 

すると、彼女は突然、私へ問いかけるように質問をします。

〇〇ちゃんは毎日可愛いと言われると続けるように語るのです。そして、自分の中でも衝撃的なことを言われるのです。彼女はこう言いました。「私はあなたと付き合って一度も可愛いと言われたことがない。それは照れ屋さんなのか、それとも単に思ってないのか どうなの?」

 

僕はびっくりしました。可愛いと思う瞬間は常にあり、瞬間瞬間で可愛いと思っていたのにそれに気づかれていなかったんだと。

そして、私は交際して一年以上経っているのに一度も可愛いと言ったことがないのかと(初めての交際で照れ屋だったのかもしれないです。)

僕はこんなことが頭の中で一瞬で巡りこのあとどう返そうかと考えていました。僕はその瞬間は濁すように逃れたかと思います。そして、もう少し進んだ先で僕は彼女にこう言いました。「僕は〇〇のこといつもかわいいと思ってるよ」

彼女は顔を真っ赤にし、嬉しそうにニタニタ歩いてました。そして、その瞬間も可愛いと思ったのです。(この時は可愛いと言えませんでした。)