入学して1ヵ月が経とうとしていた。

 

 

 

 

入学初日で一目惚れし、

2週目で恋に落ちた。

3週目で部活動を決めた。

 

 

 

 

この1ヵ月、初めての経験ばかりで目まぐるしい日々だった。

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークを迎える頃には

クラスで気の合う友達と誕生日会やお泊り会をするまでに仲良くなった。

 

 

 

 

 

高校生活は充実していた。

 
 
 
 

 

 

 

クラス、部活ともに男友達もできたのだった。

気兼ねなく話せる、その場を楽しく過ごせる楽しい男子。

そこに恋愛感情はなく、純粋に一緒にいて楽しい仲間だった。

 

 

 

 

 

 

 

この時特に仲良くしていた男友達が2人いた。

 

 

 

 

 

 

 

和田君とはというと、恥ずかしくて面と向かってあまり話せない。

メールはしつつもその距離は思ったよりも縮まらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん男友達も私の気持ちは知っていた。

気兼ねなく話せる異性というのは居心地が良いと知ったのだった。