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音楽か?オーディオか?

長年続けてる趣味のオーディオだが、人によって好みは違うのは当然だと思う。

しかしオーディオ愛好家には音楽派と音派が存在する。自分は音楽派なのだが、オーディオ派の人達は一に音の変化を楽しんでいるように思える。

音楽派とは対照的に音の変化に重点を置いて再生音を構築されているので、私とは対照的な方向に展開される音作りだ。私が重要にしているのは、演奏者の気持ちを再現だが、それはオーディオ
機器で自分の好きなときに、好きな演奏者の「気」の入った演奏を楽しみたいと思う気持ちが有るから馬鹿げた金額をオーディオに注ぎ込んでいる。

自分への言い訳は、好きな演奏者に私だけの演奏をしてもらうと「いくら掛かる?」と自分に言い聞かせ採算が取れる結果をださないと駄目だとプレッシャーもかける。

今使用してる機材も、その感覚で採用した。音楽を聴くための道具としての扱いなので、今のように
本気で聴かなくなったら無用に高いだけの散財でしかない。

オーディオ機器の選択には音楽鑑賞の感性が一番重要で、まずは自分が聴いた生の現場で何を
感じたかを自分で解らないと、どんな名機を買っても良さを引き出せずに手放すことに成る。
 
「機材のせい」では無く「自分のせい」だと気づかないと散財は止まらない。
これを自分自身に言い聞かせています。


最近聴きに来られた方が、実際に生で聴いたアルバムを拙宅で聴かれた感想が嬉しかった。
遠方から私の再生音楽を聴きに来られて

私自身がその場にいた、あの東京国際フォーラムでのアンビエンチ=会場の空気が、時空を超えて目の前に再現されました。」

とお言葉を頂き自分の感性を解って頂けたのは音楽再生のオーディオ愛好家として嬉しい限りです。

ペタしてね

来客 村井 裕弥氏

ひょんなことから本日、オーディオ評論家 村井 裕弥氏が、我が家に来られました。

ネットPhile-webやmixiで知り合ったMt.T2さんと村井氏は面識があるようです。

HB-1のことを言いたい放題の私ですが、stereo 4月号でHB-1の音を素直に評価された記事を読んで

村井 裕弥氏に興味がありました。

村井氏が試聴で聴かれたのはMahoganyですが、私のHawaiian Koaも聴いて欲しかったので思い切って
お誘いしたのです。

午前10時に最寄りの駅に迎えに行き、その後12時半まで聴いて頂きました。
今回の来阪はプライベートのようでしたが、オーディオ評論家さんが聴きに来られるのは緊張します。

そしていざ音だしの時に、「何をかけましょうか?」と聞くと「お奨めのを聴かせて下さい」と
言われいきなりライブ音源のDee Dee Bridgewater - Live At Yoshi'sからSlow Boat To China
前奏からタンバリンの痛烈なアタックで反応の早さを味わってもらいその後は色々と・・・

私が伝えたかった10㎝の真の力、低音の再現力を味わっていただきました。
生楽器の響き、から電気楽器の響き&力までHB-1を本気で鳴らすとこう鳴ると体験して頂きました。

素人の私が、オーディオに求めている音楽感とは今日聴いて頂いた再生音で理解して貰えたのが嬉しく

視聴後。JimmyJazzのオーディオイベントに参加!

今日は趣味を堪能した一日で、オーディオ評論家 村井 裕弥氏は、音楽が好きな方でオーディオにも素直に取り組んでおられると感じ実際にお逢いできて良かったと思いました。

目隠しされてこの部屋の音を聴くと、どんなスピーカーが鳴っているのか絶対に解らないでしょうと言いきってくれて狭い部屋なのに部屋の広さやスピーカーのサイズを超えた音だとおっしゃってました。
村井氏は基本的に生楽器の音楽がお好きなようですが、とくにHB-1が再生する電気楽器のに
「気持ちの良い電気楽器の音を聴かせて頂きました」とおっしゃってくれました。

ペタしてね

HB-1フルナインナップ

名古屋特選品オーディオフェアのKiso AcousticブースにHB-1の参考出品 2種類も展示されていました。


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Premier mahogany 左  Mapleのレッド塗装+象嵌装飾
フロント
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リア    

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Kiso Acoustic製 HB-1専用スタンド「PODIUM」の5.1チャンネルセンター用スタンドも展示されていました。

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赤と白のレイアウトも見事 物欲をそそられます。

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Premier mahogany サイドのラインが、目を引きつけます。
よく見るとサイドの加工も太いラインの細いラインをさりげなくコーディネイトされています。

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手間をかけて拘りの逸品に仕上げられたHB-1を持ちたいと思わせる仕事ぶり。
愛着のある自分だけのHB-1にカスタムオーダーも可能なのかな・・・
HB-1音に惚れた私ですが、これを見て象嵌装飾を施したくなるのは当然なのでしょう。

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Mapleのレッド塗装+象嵌装飾。流石ギター職人が腕をふるっていい仕事しています。

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このような切り出したパーツを組み込んでいます。

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左はHawaiian Koa&Goldener Madrona 右はフルHawaiian Koa
キャビネットは同じHawaiian Koaですが、バッフルがGoldener MadronaとHawaiian Koaの違いです。
見た目の違いもありますが、音色も違いますから、自分の好みで選べるのもHB-1の魅力!

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現在あるHB-1の全種類が揃った写真
一番手前がMahogany
奥の左からMaple 
Hawaiian Koa&Goldener Madrona
フルHawaiian Koa
Premier mahogany
Mapleのレッド塗装+象嵌装飾

HB-1のモック

タカミネ楽器の工場見学の時に見た技術がHB-1にどのように反映されるか楽しみでしたが、実際に自分の目で見ると物欲が刺激されて「('ヘ`;まいったなぁ..

気持ちを抑えながら会場を後にしました。

FM Acousticsのアンプ

10年ほど前に行きつけの、オーディオ南海西田辺店でFM Acoustics製 FM255と411を聴いて完全にノックアウトΣ(゚д゚;)

しかし値段が値段なので、中古でしか買えないのが実情・・・


待つこと8年、
長年待ったがやっとの思いで憧れのFM Acoustics 255が中古で入手!


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しかしこれが私のオーディオにとって新たな展開へとなる第一歩へと・・・

FM Acousticsの音を初めて聴いたときに感じた感想は、「これを作った人は音楽を知ってるな・・・」

音を奇麗に出すアンプは他の高級アンプでもありましたが、音の方が気になり素直に音楽へ入り込めないのでは

私の好みではありません!


私の考えは、あくまでもオーディオは2番目で、一番に音楽を楽しむための道具にすぎない。


だから他の高級アンプを聴いても欲しく思わなかった。


音楽を演奏しているミュージシャンの伝えたい「音楽」を見事に再現するFM Acousticsはふざけた価格ですが

認めざるをえませんでした。


使用してるパーツを厳選してるようですが、さほど高級パーツは使用していないし
見た目も貧祖・・・
何故あれほど高価になるかは解りません。


あくまでもオーディオ機材は再生される「音」で評価されるべきと考える私には耳から離れませんでした。



プリFM-255を購入してから約二年後、今度はお店からFMのパワーが入って来ると聞きました。

「一度聴いてからで」と即答したのは自分にとって転んだときに反射的に手をついてしまうようなものです。


その時に「FMの何?」と店主に聴いたのですが、店主が「810」だと・・・(頭に8と言えば811を連想)
2年前でもFM-811と言えば無く子も黙る金額・・・無理だと思いました。

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FMは修理に半端じゃ無い金が掛かるのは知っています。
現状で保証無しの条件で何とか交渉成立!

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FM-810の内部を見ましたが奇麗でメンテナンス済みのようで、基盤にも焼けた跡もなく状態が良かった。

FM-255が来て本来のFMのパワーとの組み合わせは、やはり「鬼に金棒」スピーカーをミクロン体位で制動するようなドライブ能力に「今まで何して来たの?」という感じ!

しかしこの後の私のシステムを展開することを暗示があるとはこの時点では気づいていませんでした。







Kiso Acoustic HB-1との最初の出会い

去年の6月 Kiso Acoustic  HB-1と出会い初めて聴いた時に感じた音は、音楽を聴くためにオーディオをしてきた私にとって衝撃的でした。

Kiso Acoustic HB-1は、CES Consumer Electronics Show 2009 に、いきなり出展されて一躍、脚光をあびてから日本に紹介された。

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のちにステレオサウンドの表紙になったHB-1
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オーディオ歴30年間、スピーカーはALTECのユニットを使ったスピーカーで鳴らしてきましたが、それはJBL全盛時代に、自分が生で聴いて感じた音とはJBLの数々のスピーカーが私の琴線に触れなかったからALTEC系を選択しました。

しかし私の結論はALTECはPAサウンドの領域しかありません。 30年間手なずけたPAサウンドを楽しんでたのです。
今までPAサウンドの領域からハイエンドへ変わらなかったのは、新しいスピーカーに魅力を感じないのと古いスピーカーの方が味があると感じていたからです。

HB-1は、2ウェイスピーカー 「ウーファー+トゥイーター」ですが、クロスが5Hzなので実質は「フルレンジ+トゥイーター」
複数のユニットを繋ぎ合わせたマルチウェイスピーカーよりも「フルレンジ+トゥイーター」の構成が一枚岩のサウンドを感じます。



   初めて聴いたHB-1は標準のMahogany と Maple
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同じユニットでキャビネットの材質が違うだけなのに、素材の違いが音に反映されてる。

この時点では見た目はMapleで音はMahoganyの方が好きでした。

そしてもう一つのHB-1 Hawaiian Koa & Goldener Madrona 


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MahoganyとMapleで迷っていた気持ちが吹っ切れて、これ(Hawaiian Koa)を注文します。と言ってしまいました。

魔性の音が私の理性を・・・  まるでFM Acousticsのアンプを聴いた時と同じ感じだった。

頭の中は直ぐに、金策でいっぱいでCTで見てもらったら多分、HB-1の金太郎飴状態だったでしょう。(;^_^

納品まで半年待ちと言われましたが、それは金策の猶予も含めてですから複雑な心境で半年を過ごしたのです。

Kiso Acoustic HB-1を聴いて、その音楽性のあるサウンドに惹かれた私は、出来るだけの情報を得る努力をしました。
なにせ高額なスピーカーですから、本当HB-1を買っても大丈夫かと自分に問いかけるのは当然です。
販売元のメース S氏 Kiso Acousticの原氏にあれやこれやと質問し、自分でも沢山の音源を試聴し
自分でとことん確かめたい気持ちから、中津川のKiso Acoustic試聴室やタカミネ楽器へも行きました。
HB-1を本物だと確信する結果となったのです。
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