今年の夏の甲子園、決勝に進んだのは京都国際と関東第一

ともに好投手と高い守備力を擁し、スキのない

戦いぶりで勝ち上がってきました

今日も京都国際はエース・中崎投手。関東第一は畠中投手が先発。

序盤３回は中崎投手がパーフェクトピッチング、畠中投手は２回を

同様に抑えますが、３回に中崎投手にヒットを許し、さらに連打と

なるも、いつものように守備が援護して、スコアボードにはゼロ。

その後は、京都国際がやや押すものの、試合は早いペースで

５回を終了。クーリングタイムとなります。

実は今日の試合、前日発売のチケットを無事確保できたのもあって、

甲子園１００年を祝うべく、２０１８年以来の聖地入り。

今までこんな近くで見たことはないという、席で見ていました。

前半はまだ日差しもそれほど強くなく、台風の影響か

風もあったので、それが心地よく、いつもは起きても家を出ない

時間に甲子園に向かったからか、少し眠気も出てくるほどでした。

しかし、クーリングタイム明け。

日差しが強くなり、心地よさもどこかへ。

その影響がグラウンドにも出たのか、京都国際がチャンスを作りますが、

畠中投手も踏ん張って、先制ならず。

７回からは畠中投手から、エースの坂井投手に交代。

７回、続く８回を３人ずつで、抑えるとその裏は

打線も勢いに乗って、得点圏にランナーを進めるも

中崎投手はホームを許さず、９回に。

９回は最終回の重圧と、エースを助けたい野手たちの

思いが交差して、互いにチャンスを作るも

得点はどちらからも生まれず、ついに０－０のまま、

史上初の決勝戦でのタイブレークとなります。

日差しはさらに強くなり、座席と太陽の位置では

スマホとモバイルバッテリーが心配になるほどだったので、

スマホなどの入ったバッグを机の下に避難。

今日の両チームの投手力、守備力ではタイブレークもあるかもと

思っていましたが、その通りの展開。

球場で見ている側には、決着が早いと少しありがたいかも・・と

思うところもありましたが、タイブレークで出ているランナーで決まるのは・・

ちょっと・・と思うところも、ありながらの観戦でした。

そんな延長１０回表。京都国際は９回を投げぬいた、中崎投手の代打に

西村投手が登場。

今大会は２３回を投げて無失点と、投手としては言うまでもない

大活躍ですが、実は打率もここまで５割と素晴らしい活躍。

この打撃は投手の経験も活きているのか、裏をかくバスターで

ノーアウト満塁とチャンスを拡大。

打席には１番・金本選手、カウントはフルカウントと絶体絶命の

６球目はストライクゾーンを逸れるとついに均衡破れる京都国際の

先制点。

坂井投手は無念の降板、３番手には、大後投手が

登板しますが、２番・三谷選手が犠飛を放ち２－０。

更に失点があると、試合が決まってしまいそうでしたが、

３点目は許さずこの回は終わります。

タイブレークはどちらも同じ条件。

しかし、２点先制された関東第一には大きな

重圧。その上マウンドには、今大会無失点の西村投手。

重圧はさらに大きくなりそうでしたが、優勝への重圧は

西村投手にも・・と、先頭・市川選手の送りバントに

まさかのエラー。続く代打・堀江選手の内野ゴロの間に

１点失い、続く打者には四球と再び満塁のピンチとなります。

1点失えば同点、2点でサヨナラ負け。

西村投手への重圧は関東第一のバッターと同じくらいかと

思われましたが、それでも、ここで今大会防御率0.00の実績が

西村投手を支えたのか、続く2者を抑え、ついにゲームセット！

京都国際が初優勝、京都勢に68年ぶりの優勝旗をもたらしました。

両チームの得点は犠飛と四球と内野ゴロの間。

タイムリーは1本もなかったのは、少し寂しいですが、

それは低反発バットの影響だけでなく、両チームの投手力・守備力が

あったからかもしれませんね。

勝敗は実に紙一重、まるで達人同士の戦いみたいでした。

戦い終わり、聖地はセレモニーの場に。

今年は甲子園100周年ということもあって、甲子園の感謝を唱和するなど、今年はちょっと

異例なところもありましたが、高野連・寶会長の講評で触れられた

甲子園、戦った球児たちは言うに及ばず、

球児たちを支えた周りの人たち、大会を運営してくれた人たち、だけでなく、

テレビ・ラジオのメディアの方たちも忘れてはいけませんね。

おかげで、甲子園にいなくても、熱闘を味わうことができたのですから・・。

ＡＢＣのみなさん、ＮＨＫのみなさん、ありがとうございました。

座席の近くにはテレビの放送席があり、そこにはおなじみのみなさんの姿が・・。

実は試合の前半はそこが気になって、イニングの合間はきょろきょろ。

クーリングタイム中にはちょっと近くに行ってみてしまいました。

これも球場ならではの楽しみ？かも。

決勝を戦った2チームはもちろん、神がかりの快進撃を見せた大社高校

新たな歴史を作った青森山田・2年続けて強さを見せた神村学園

大躍進の滋賀学園etc、優勝候補が序盤で敗れても、とても盛り上がった

忘れられない大会になったと思います。

みなさん、本当にお疲れさまでした。

甲子園１００年、新たなるチャンピオン