日本霊異記 | 寅月

寅月

(^O^)/

    中巻 欲が深いために大蛇となった話 第三十八
日本霊異記
  今昔物語集』巻二十第二十四「奈良馬庭山寺僧、依邪見受蛇身語」に引用されている。
            僧は銭に執着して隠したので、大蛇に生まれかわって、
          その銭を守ったことが本当に分かった。
須弥山
 須弥山の頂上は見ることができても、欲の山の頂上は見ることができない
というのはこのことを言うのである  197頁

  下巻
いやしい僧の乞食を打って、現に急に悪死の報いを得た話 第三十三

 毛の中まで吹きたずねて疵を求めるようなことをしてはいけない。
欠点を探せば菩薩や賢者にも悪口を言われるような欠点はある
徳を捜せば、仏法の悪口を言い善を妨げる者にも ほめられるような徳がある。


くちなし  くちなしの花はしおれても 
なおほかの多くの花にまさってよい香りを放ち 
戒律を破った大勢の僧も、なお大勢の外道者よりはすぐれている。
僧の過ちを説く場合は 大勢の人の信仰を破壊して 迷いの心を興し仏道の邪魔をする
◆◇
菩薩や賢者にも・・っていうのと
信仰を破壊するって見方
新鮮でした。