坂出祥伸著 「気」と道教・方術の世界。 | 寅月

寅月

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 ■樹神符(ペリオ3358)である。
砂漠の地である敦煌では、樹木は貴重なものであるから樹木そのものが神格化され、その加護による一家の安寧を祈願して、図32の画符を樹木に貼ったのであろう。

218頁




 
丹波康頼の立場と見識を示していると考えられる。
康頼は唐代の石薬服用による様々な惨禍を熟知したうえで、
石薬錬成法を排除したのであろう。
                






■ 『続日本紀』巻20に
淳和天皇が金液丹を愛用し
仁明天皇(在位833-850)もまた、淳和条項の勧めによって服用して、効験があったと記され   淳和天皇は五石散をも愛用し、
みずから五石散を錬成したと『日本三代実録』巻14に記されていること
                  
また三条天皇(在位1011-16)が

金液丹を愛用したことが『大鏡』巻1「三条院」の条に見えていることである。 
190頁

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  昔の人、丈夫なんですねぇ