古代の鉄と神々 真弓忠常 | 寅月

寅月

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■奈良県唐古遺跡から発見された木製農具は鉄製の刃物によって加工されたとみられている。 14頁


 五行思想が敷かれてある古事記 日本書紀
神話のありようも

■「穴生」「穴太」 いずれも産鉄地 
吉野の賀名生も地名の由来は「鉄生」
穴師は砂鉄採掘の技術者 
「穴太部」は産鉄の部民   38頁





     ■沼沢や湿原に生える 芦 蘆 茅のような植物の根に
鈴石 〈鳴石 沈澱した水酸化鉄が鉄バクテリアの自己増殖によって固い外郭を形成し鉄鉱の団塊となったものは そのまま露天タタラで製鉄することができたのである。 63頁
褐鉄鉱
鉄は銅を溶解するより低温の700度~800度の熱度で鍛造することができた。
 チタン分の多い砂鉄は1525℃以上の高温がでないと還元できない


■砂鉄を用いる畿内 山陰 山陽 オオナムチ神系氏族 の倭鍛冶
3世紀より始まる帰化系技術者 韓鍛冶 からかぬち
       ~タケミカツチに敗れたタケミナカタの様に諏訪湖に

    ◆◇  
         火山があるから どこでも鉄が取れるわけね
中央構造線
 日本の山中 様々な宝探しの伝承で黄金と見做されているのは 鉄であったそうな
黄金より鉄器の方が生命に直結するもんね。



ヒッタイト
                        
■鉄の古語
                   1テツ タタラ タタール 韃靼
                  2サヒ サビ サム ソホ ソブ
                3サナ サヌ サニ シノ シナ
              4ニフ ニブ ニビ ネウ
            5ヒシ ヘシ ベシ ペシ
以上の語類の中でテツ(鉄)はヒッタイト民族が鉄をもって築いた強大な王国トルコの名に由来することは広く知られている。 130頁