ワールドビジネスサテライトに
フランスの思想家・経済学者 ジャック・アタリ氏が出ていました。
日本経済を元気にするためにはどうしたらいいかの質問に
「旅に出ることです」
17日 明治大学で開かれた講演会にも
何百人もの学生や社会人が集まった
アタリ氏
「世界経済はいま危機にある」
「経済成長の恩恵を受けていない地域がまだ多い」
30年前
ミッテラン大統領の特別補佐官にわずか38歳の若さで就任
ドイツの統一やEUの成立では
影の立役者として活躍したとも言われる
現在はサルコジ政権の諮問委員会で
財政再建の戦略を練っている
・どうする？国の債務
アタリ氏
「公的な債務が膨大で人口が減っている国は大いなる困難を伴う」
「イタリア ドイツ 日本」
「このまま行けば10年後にカオスの世界に」
「コレまでの”金融危機”はちっぽけに見えるほどに」
「戦争の脅威が深刻になっていく」
「公的債務に耐えられない事は誰もが分かっている」
「”必要なのは歳出削減 増税 家族政策”誰もが分かっている」
「と同時に日本人の創造力を発揮させなければならない事も分かっている」
「理論を行動に移せるかどうかにかかっている」
人口が減少するニッポン
アタリ氏は唯一の施策は増税だと。
「2050年の日本をどうするのか」
「悪い流れに乗ると後退しかねない」
「人口減 巨大債務 外資の流出・・・」
「大変な事になる」
・日本が自信を取り戻すには？
アタリ氏が日本の強みとしてあげるのが文化だ
芸術やファッションの分野で活躍する人が多いと話す
「文化のないところに経済はない」
「経済は常に文化の副産物」
日本全体を覆う自信の喪失
どうすれば良いかアタリ氏に聞くと意外な答えが返ってきた
「旅に出る事です」
「日本は信じられないくらい恵まれていると分かります」
「旅に出られないなら外国人を迎え入れる」
「つまり他者の見解を聞くためにです」
「明るい未来は交流の中から生まれる」