ひじきが入ってます!危険です!
自閉症児童の多くは偏食です。
「○○が嫌い」という偏食ではなく、「○○しか食べない」という偏食です。
『光とともに』 戸部けいこ作
ヒロ君は白ごはんと牛乳しか口にしませんでした。パンも駄目です。
給食がパン食の時は牛乳しか飲みません。
ある日の主食は「ひじきご飯」でした。
「もしかしたら食べてくれるかな?」と言う淡い期待もあったのですが、
「ひじきが入ってます!危険です!」と言い放ち牛乳を飲み始めました。
「ひじきご飯おいしいわぁ!」と私はヒロ君の横で食べながら言ってみたのですが、ヒロ君は無言でブンブンと首を振っていました。
「牛乳だけだとお腹空くよ〜!」と言っても聞く耳持たず。
この状態がずっと続くの?と栄養面の事が心配でした。
でも上手にアプローチする方法もあるようです。