1970年代初頭に、国民総幸福(GNH)は、国民総所得(GNP)より価値あるものとして認め、国民総生産ではなく、国民総幸福量を目標にする考え方がブータンによって提唱されました。

 

ブータンは長年鎖国政策をとっていましたが、1971年に国連に加盟して以来、国民総幸福量を基本とした国づくりを推進しています。

 

人類の持続可能な発展、貧困撲滅、幸福の追求のためには、物質的な経済成長よりも公平でバランスの取れた成長が必要だとする考え方です。

 

1972年に当時の第4代国王、ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王が提唱したもので、これをきっかけとして彼は現代ブータンを作った人物として広く知られるようになります。

 

その後2012年の国連総会で決議され、2013年より「国際幸福デー」は世界各国で記念されるようになりました。

 

一昨日、3月18日には例年のように世界幸福度報告2022(World Happiness Report 2022)が発表されました。

 

世界幸福度ランキングとは、GDP、健康寿命、人生の選択の自由度、

社会の腐敗度といった要素に加え、人々への幸福度に関する世論調査を行った結果などをもとに、総合的な幸福度を測ったものとのこと。

 

2022年 3月18日の発表では146カ国中日本は54位でした。

昨年は58位だったので少しは上がったのでしょうが、上位国には遠く及びません。

平均寿命だけは世界一なのですが...。

 

トップ5は

  1. Finland 🇫🇮
  2. Denmark 🇩🇰
  3. Iceland 🇮🇸
  4. Switzerland 🇨🇭
  5. Netherlands 🇳🇱

やはり福祉国家が上位にずらりと並びます。

 

命を与えられて生きている私たちが皆、生涯を終える時に、

「幸せな人生だった。」と感じる為にはどうすれば良いのでしょうか?

 

介護される側もする側も。

 

プーチンさん、

自分が生涯を終える時のことを想像してみて下さい。

 

少しでも幸せを感じる終わり方をする為には今どうすれば良いのか。