カエルを食べる食文化

イギリスとフランスは互いに侵略を繰り返した歴史があり、
これが両国の確執となっているのでしょうか。

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英国人がフランス人を揶揄する時には、
カエルを食べる食文化を嘲笑することが良くあるようです。

フランス料理の伝説的巨匠・エスコフィエは、当時の得意客であったイギリス皇太子に
わざとカエル料理を出したことがあるそうです。


材料の正体が分からなかった皇太子は、料理をおいしいと絶賛した後、
「これは何の料理ですか?」
と尋ねてエスコフィエが返答に窮したと伝えられています。
なんと答えたのでしょうね?  

この「嘲笑」に対する「報復」?をフランス人が絶賛したとかしないとか…。

何だか子どもの喧嘩みたいで笑えます。


フランスで食べられているのはヨーロッパトノサマガエル。

日本で食べられている食用ガエルはアメリカ産のウシガエルです。

1918年に、東京帝国大学の教授であった動物学者の渡瀬庄三郎が食用としてアメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズから十数匹を導入したのがそもそもの始まりなのだとか。


ということはフランスの食文化がアメリカを経由して日本に入って来たのですね。


               


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