こんにちは nobaraです。

遠い過去を語る為に大過去をつかうことがあります。
J’avais chanté… à une soirée swing. 
私はスウィングパーティで歌っていたわ。

口語表現は「野生の表現」なので枠に当てはまらないこともあり、
「あの時はそうだったよね」のような遠い過去を語るのに大過去が使われていました。
そんな使い方があるのですね。

枠に当てはまらない表現を覚えつつも、文法も時々復習しないと忘れてしまいがちです。
きょうは過去形を整理してみました。


過去形のまとめ

複合過去 今と起点とした完結した過去。

Je suis allé au cinéma. 私は映画に行った。

半過去 過去を漠然と語る、完結していない過去。
J'étais jeune.  私は若かった。

大過去 ある過去から見たもう一つの過去
Comme j'avais un rhume, je ne suis pas allé au cinéma.
私は風邪を引いていた(大過去)ので、映画に行かなかった(複合過去)のです。
(映画に行こうとする前から風邪をひいていた。)


大過去の使い方いろいろ

会話文では漠然と「遠い過去」を表現するのに大過去がつかわれます。

そして文法書には上記の例文のように過去における過去を表わすのに大過去をつかうと書いてあります。

では他にも大過去を使う時があるのでしょうか?

取り返しのつかない過去は大過去で表現する
ソウダッタノカ・・・

Je t'avais bien dit de faire attention ! 
(グラスを割った相手に) 気をつけるように言ったじゃないか!

Tu m'avais promis. 
(約束を破った相手に) 約束したじゃないの。
J'avais complètement oublié !
(もう約束の日が過ぎてしまった後で)すっかり忘れていたよ!
ここでもし、
J'ai complètement oublié ! と複合過去にしてしまうと。
「私は(今)思い出せない。」(複合過去は今とつながっているから)
という意味になり、上の文とは意味が変わってくるので気をつけなければなりません。