フランス滞在中、言葉づかいに厳しいマリーズは、
私にとって最良のフランス語教師でした。

レストランのメニューを見ながら、つい、

" Vous conseillez quoi?"

などと言おうものなら、即座に

"Qu'est-ce que vous conseillez!!!"

と言いなおしをするように求められました。
若い人達の使うフランス語ではなく、私は年相応のエレガントなフランス語を話さなければならないと言われ、本当にその通りだと思いました。

最近の若い人達のフランス語は聞くに堪えないことがあり、まともに単語の綴りも書けない若者が多いと彼女は嘆いていました。
日本でも最近はPCや携帯で文を作成することが多い為、漢字をまともに書けない若者が増えています。

特に綴りをまともに書けなくてもバカロレアに合格してしまい、そのような若者が小学校の教員になっていることが大問題だとも言ってました。

マリーズに "Je m'excuse. " なんてフランス語を話すフランス人の真似をしちゃ駄目よと忠告されました。

"Je m'excuse. " はプチロワにも口語として載っていますし、間違いではないのでしょうが、やはりエレガントなフランス語とは言えないようです。

その数時間後、ミカエルから"Je m'excuse. "から始まるメッセージが携帯に…。

Oh là là...   (・・;)    良い人なんだけどねぇ。


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観覧車から見えるエッフェル塔