代名動詞の複合過去形における性・数一致の例外

ディクテの授業を受けてすごく大切な箇所なんだなと思いつつ、
例文を色々見ているうちに迷路に入りこんでしまいました。

これ、難しいです。本当に!

2級の過去問でも出たことがあるそうなので大切ですね。

代名動詞を複合過去形にする場合はêtreを助動詞にし、
過去分詞は
原則として主語の性・数に一致する。
ただし、直接目的語が後に来た場合は一致しない

授業で教えていただいた例文は、

性数一致する場合
Elle s'est cachée derrière un arbre.
この文の場合直接目的語はseになる。
彼女は木の裏に隠れた。(彼女は自らを木の後ろに隠した。)

性数一致しない場合
Elle s'est blessé le doigt.
彼女は指に怪我をした(傷つけた)。(直接目的語のle doigt が後ろにある為)


代名動詞のse blesser (プチロワより)

① けがをする、負傷する(性数一致あり
  Elle s'est blessée aux genoux en tombant.
  彼女は転んで膝に怪我をした。
② 自分の~を傷つける(性数一致なし
  Elle s'est blessé la main.
  彼女は手に怪我をした(手を傷つけた)。

     以下の場合は性数一致する
  = Elle s'est blessée à la main.

ラジオ講座「たのしいフランス語」の7月10日でも代名動詞の複合過去形が確か出ていたなと思い、テキストを開いてみてますます難しくなってしまいました。

テキストに書かれていた注意書きです。

注: Ils se sont téléphoné. (彼らは互いに電話した)のように、
se が「~に」という間接目的語の働きをしている時は、過去分詞は性・数の一致をしません。


se téléphoner を辞書で引いてみると、確かに ≪過去分詞一致なし≫ と書いてありました。
seが直接目的語なのか間接目的語なのかが決め手なのかな?

C'est compliqué !  ((+_+))

かなり例文をあたらないと頭の中が整理できそうにありません...。