もっと「優勝」強く言い切る!!矢野燿大監督(52)と、関西ラジオ界のレジェンドDJで熱烈な虎党として知られるヒロ寺平氏(69)が新春特別対談を行った。矢野監督は昨年以上に「優勝します」「優勝しました」と言い切ることを宣言。3年契約の最終年に向け、強い決意を語った。


ヒロ寺平氏(以下、ヒロT)「あけましておめでとうございます!」


矢野監督(以下、矢野)「おめでとうございます!」


ヒロT「矢野監督は今年就任3年目に向かっていきます。僕はファンとして見ていて、1年目が3位、2年目が2位。ほな今シーズンは行くとこ1つですよね?」


矢野「もう間違いないです。3、2ときたら1しかないです。もちろん、そこしか頭にないです」


ヒロT「僕ね、マジで行けると思っているんですよ」


矢野「僕も行けると思っています。去年、『優勝します』『優勝しました』って言い切ってスタートして、にも関わらず2位で。僕自身、言い切るとか言葉を大事にしていて。『できたらいいな』っていうのが嫌で『やりました!』って。でも、『それを言って、お前大丈夫か?』っていう自分もいる。『恥かくこともあるかもしれんぞ、お前』っていう無難なところで『優勝できたらいいなと思っています』という風な予防線を張っておいたほうがええんちゃうかっていう自分もいるんですけど。それは面白くないんですよね。去年、僕の言い切り方が弱かったんじゃないかなと。もっと言い切らなあかんなと思って。もっと『優勝しました』って言うことが、僕にとって必要なこと、与えられたことなんじゃないかなと思って。2021年はもっと『優勝します』『優勝しました』っていうのを、2020年より強く言い切って、やりきりたいなと思います」


ヒロT「今から開幕するまでに何カ月かあるわけですから、そのたびインタビューごとに必ず言ってください」


矢野「めっちゃ言っています。選手も言い切ってくれているんですよ。糸原とか梅野とかね。そういうのも選手たちに伝えていってるので。言葉っていうのはすごい大事やし、実現させるためには言い切ることがそっちに近づくっていうのが。僕も言えていなかったと教えてもらえたりしているのでね。そういうのは選手たちの言葉もそういう風に変わってくれているのはうれしいですし。佐藤輝も『30本打ちます!』って言い切っていましたから。僕も伝えていたんで。そういうチームに変わってきているので、前に進んでいっていると信じています」


ヒロT「いろんなこと言われたかもしれんけど、『矢野ガッツ』。チームが大量リードされて追いかけるところでも、僕はずっと出し続けてほしいんですよ」


矢野「それがやりたいっていうとおかしいんですけど、僕が本当は一番目立つってことはいいことだとは思っていないんですけど、でもそういう風に呼んでもらえたり、僕たちプロって、仕事が楽しめなくなっているとき、数字を追いかけたり勝敗を追いかけだしたら、どうしても苦しくなって楽しめなくなってる。でも仕事だからこそ楽しむのがプロじゃないかなっていうのが、僕の根本にあって。それを選手たちにも伝えて。僕が黙ってベンチに座って『監督です』って野球やるんではなくて、僕が旗振り役で一番最初に矢野ガッツをして『ナイスバッティング!』『よくやったぞ!』とかっていうのを表現しながら。先頭に立つ意識でやっているので。だから今季も、もちろんやりたいです」