毎週日曜日に欠かさず見ている番組に、「ポツンと一軒家」があります。

 

 

 

衛星写真を頼りに、山奥にポツンとある一軒家を、麓の方に道を尋ねながら、訪ねていく番組です。

 

 

訪ねていくと、住んでいる方は、皆さんお元気で、素敵な方ばかりなんです。

 

私から見たら不便だと思われるような家に住んでらっしゃるのですが、庭や畑をきれいにされていたり、暮らしやすいように工夫がされていたり。

 

緑あふれる庭や、いろいろな野菜を育てている畑を見ると、のんびりと暮らされてて、羨ましくも思うのですが、きれいに整えておくには、ご苦労もあるのだろうと思ってしまいます。

 

 

 

私の父方の祖父母の家は、田舎にありました。

 

田舎と言っても、車で10分も走れば町に出ますが、風景は近いものがありました。

 

 

母屋、離れ、木造の蔵、納屋、昔は馬小屋だった小屋、そして、薪で炊くお風呂もありました。

 

納屋には、教科書に載っていたような「唐箕(とうみ)」もあったと思います。

 

 

薪で炊くお風呂に入った記憶は、かすかにあります。

 

「板を踏んで入るんだよ」と言われたけど、うまく踏めなくて熱い思いをしました。

 

 

でも、その祖父母の家は古かったから、トイレは怖かったし、入ったことのない部屋もありました。

 

(トイレはシャレにならないくらいに怖い。

 

昔のトイレですから、〇っとん便所です。

 

足を置くところ、ただの板です。)

 

 

 

そのころ、まだ小さかったので、記憶も曖昧ですが、最近、よく思い出しています。

 

自分が病気になり、こんな時は、ご先祖様にお頼みをしようと、自分と家族の健康をお願いしたり、祖父母が亡くなった年齢に両親の年齢が近付いてきたりして、あの頃のことを思い出すきっかけになっています。

 

 

 

そんなこともあって、「となりのトトロ」は懐かしく思えてしまうのです。

 

祖父母の家のお風呂は、多分、あんな感じだったと思うなぁ。

 

 

そして、母屋には、「まっくろくろすけ」も、いたと思います。

 

柱や梁は、黒かったもの…。

 

 

だから、「ポツンと一軒家」も好きなんだと思います。

 

懐かしく思えるところと、いつまでも元気に明るく暮らしている方達を羨ましく思ってしまうのです。