岐阜県濃尾平野でタナゴに出会えなかった我々は、数日後、関東平野某所でタナゴを含めた小物釣りに出掛けました。

相棒は勿論、平成の魚紳さん魚博士N氏!

その前々日、トライアンフでブラブラして居たら、農業用の水路でタナゴ釣りをして居る人々を多数発見し、その日の内にN氏を誘って現場へと馳せ参じました。

非常に郷愁をそそられる素堀りの用水路、土木資本の投下を何とか避けて来て、平成の世を終われそうです。

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もう無意味に田んぼの周りをコンクリートで固める政治、行政、我々市民の思考を考え直す時なんじゃないでしょうか……目先のお金の為に、小さな自然環境に壊滅的な打撃を与えるのは止めないと、結局回り回って、必ず色々と不具合が出て来るのです……そしてその不具合を正す為にまた税金を投入したり、そもそもしなくて良い労苦が待って居るのです。

埼玉県では今、コウノトリにもう1度この武蔵野の地に帰って来て貰うプロジェクトをやってますが、そもそも、コウノトリが絶えてしまった原因のひとつは小魚、ドジョウ、カエル等のコウノトリの餌の激減が在ります。何故この様にコウノトリの餌が激減したかと言えば、その要因に生き物を全く寄せ付け無い土木投資、用水路の3面コンクリート張りが在ります。本当に無意味にコンクリートで固めるのもう止めてね……(´;ω;`)

てな真面目な話もN氏と議論しながら、2メートルにも満たない短く細い竿であらよっ!っと小魚達を釣ってみました。

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↑ツンツン魚信はすぐに有りますが、魚が
小さいので針掛けするのが難しい(笑)


仔鯉、小鮒、モツゴ、タモロコ、タイリクバラタナゴも掛かって5目小物の揃い踏みとなりました。

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↑タイリクバラタナゴ。3センチ位でしょうか、小さい対象魚ですな(笑)


世界でも最も小さく、最も細く、最も繊細な釣りのひとつタナゴ釣り。

この日は狙って居たヤリタナゴやカネヒラは釣れませんでしたが、初冬の1日を楽しめました。