梅雨の合間に06yトライアンフ・ボンネビルT100を走らせました。

「バガボンド」と言う宮本武蔵を描いた井上雄彦先生の名作漫画が有るんですが、それを読むとぼかぁ、何故かオートバイに乗りたくなるんですわ(´-ω-`)

てな訳でトラを走らせた訳ですが、まあ大体普段なら、其処らを2時間程度走ると、精神がデトックスされ、性欲にも似た「オートバイに乗りたい欲」が満たされるんですが、この日は前の晩にバガボンド読んじゃったんで(笑)いつもよりもう少しトラに跨がって居たくて、色々ショートツーリングプランを構想して、思い付いたのが関越道→上信越道→下仁田インターで降りてR246を走り街道沿いのお店でこんにゃく食って来ようかなってプラン。時間があったらその先の内山峠を越えて、佐久まで行っても良いかな~…位で。

少し前にたまたま観たテレビの旅番組。15年以上前に、ツーリングで昔の職場の先輩のホンダXR250と俺のSRXー4で長野県の佐久に行く途中、立ち寄ったカオスなドライブイン、其処で最近はこんにゃくの食べ放題ってやってる様子で、基本的に「○○放題」のギラギラ感が苦手な俺も、久々に懐かしくなり、行ってみたくなりまして。

花園インターから関越道に乗り、途中PAに少し立ち寄り(何故か僅かでも、高速に乗ると俺はPA寄りたくなります)約50分程で下仁田インターで降りました。

下仁田からのR246はすこぶる快適です。左に鏑川の清流を眺めながら、ルーズな回り方をする900CCの空冷2気筒エンジンを味わうには最適なロケーションです。悪戯に高いギアで加速を試みると、少し遅れてやれやれって仕事を始めるこのエンジン大好きです。これがレスポンスの良いカミソリの様な高性能エンジン搭載のスポーツ車だとわしゃ怖いんじゃ。

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↑素敵な雰囲気の下仁田辺りのR246。オートバイやオープンカーで流すには素晴らしい環境です。

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↑自由を感じるお店の看板。「インスタ映え」しますね(笑)これはブログですけど(*´-`)

そんなこんなで無事にドライブインに到着!(`´)相変わらずのカオスっ振りに安心しながら、この日は朝からコーヒーを一杯飲んだだけでオートバイ飛ばして来ましたからお腹減っちょりました。もつ煮定食とこんにゃく食べ放題(200円…!)を注文すると、まだお昼の12時台にも関わらず、こんにゃく美人のママさんが「今日はご飯ものは出来ないです」と嬉しくなる事を言ってくれる(笑)

じゃあもう何でもいいやってんで、出来るものを聞いたらざる蕎麦だってんでそれをお願いしました。50歳にもなると諦め早いですから(笑)こういう場合は何事も諦めが肝心です。人の世は、思う様に行かなくてそれが普通ですから。


「ごめんなさいね」っておまけに天婦羅サービスしてくれました。ママさん、ありがとうございました。

更にママさん、「この後、出掛ける用事があるんで」ってんで、お店のカーテン閉めて良いですかって、「ヒルナンデス」が掛かっていたテレビもお消しになりました。食べ放題のこんにゃくも早々に切り上げてお店を後にしました。まあ3個食べたから、もうこんにゃく入りませんけど、ざっくりした食感とお手製の味噌ダレの田楽は大変美味しゅうございました。お蕎麦とこんにゃく食べ放題がセットで550円!素晴らしく安い!!そんなに安くてインカ帝国!!(`´)

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↑ご主人の達筆振りが素晴らしい。因みに井森美幸さん推しのお店でも有り、そこここに井森さんのポスターが。浅香唯ちゃんのポスターもあったけど。



このR246、今から30年以上前の高校生の頃、真冬の12月に友達と走った記憶が在ります。SRXー4初号機で。

この時は長野県の八ヶ岳に行ったんだなあ、真冬の12月に。バカですねえ。

そんで八ヶ岳の横断ルートが凍結して居て、途中で諦めて、引っ返したんだったなー。寒かったなー。行った先で食べた温かいラーメンの美味かった事。そのラーメン屋さんに藤波辰爾のサインが在ったなー。往復のガソリン代差っ引くとラーメン一杯位しか資金に余力が無かった高校生だったけど、楽しい思い出になってますな。あの頃はSRXで走ってるだけで楽しかったなあ。

下仁田辺りから内山峠を越えて佐久へと至るR246は、そんな30年の昔から基本的に何も変わらず…上信越道の開通で街道沿いのドライブインやガソリンスタンドは寂れてしまいましたが…

佐久まで抜けて、セブンイレブンで目の前にそびえる浅間山を眺めながら「チョコモナカジャンボ」を食べて、同じR246を引っ返して帰宅しました。

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↑たまに煙を出している浅間山の威容に見惚れる。以前、アメリカ人のお客様に「山は岩で出来てるんだから生きてる訳無い」って言われたなあ。ビクター、ニューヨーク帰って元気でやってますか。俺は山は生き物だと、今でも思ってますよ

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↑英国のオートバイですが、日本の風景にも良く馴染むと思います。クルマもオートバイも、風景に馴染むって俺の中では重要なポイントなんですが、世の中はそうでも無い感じですよねえ(´-ω-`)