社員研修を兼ねて県外へ初の泊まりでのガサガサを敢行して参りました。

トラ店お客様の魚博士Nさんとその彼女、そしてわたくしの3人で、一切観光地を巡らず、ひたすら良い川があったらそこでガサると言う理念に基づき朝7時にNさん宅に集合!

今回はNさんが学生時代を過ごした某県へ向かいました。某県で魚捕りするのは初めてなんで、期待も高まろうと言うものです。

初日1発目はNさんが学生時代にボランティアで田植えをしたと言う田んぼでアカハライモリを捕りました。

イメージ 1



Nさんが数年前に田植えをした時は単なるいち地域の田んぼだったのですが、今はNPOが管理するフィールドになってしまい、イモリはちゃんと居てくれましたが、写真だけ撮影して全てリリースして参りました。Nさんが田植えのボランティアをやって居た数年前は、集めるとバケツ一杯位にイモリが捕れたそうです(;´д`)それを小学生のボランティアで欲しい子は持ち帰り飼ってたそうです。子供時代に身近な生き物を飼育してみると、色々な事が勉強出来る良い体験、良い機会になり、その後もその人のメモリに残っていく事でしょう。

イメージ 3

※さすが「アカハライモリ」腹が赤いです。撮影後に放流致しました。

イメージ 2


しかしこのフィールドじたいはとても綺麗な環境で、この先もNPOの管理者の皆様には頑張ってフィールドを維持して頂きたいと思いました。そして私が思うに、あまり稲作に力を入れて居ない地域にはアカハライモリが生存して居るパターンが結構あるなあ、と感じました。この地域は水田が少なく、溜池も無く、数は少ないのですが、見てみるとどの田んぼも清流から綺麗な清水を直接田んぼへ送り込んでる形で、昨年岐阜県でアカハライモリを見たパターンに良く似た環境でした。これはその地域の農家の皆さんが昔から変えて居ない稲作のやり方なんだと思います。

稲作をメインに据えた地方の水田の環境は、稲作メイン故に高効率化を遂行し、土木投資が水田を単なる稲の生産工場化してしまい、昔からそこを利用して居る生き物は、その環境の変化に壊滅的な打撃を受けて居ると思います。

遊ばせて頂きありがとうございました。