猿田彦神社をお参りして、兼ねてから1度行ってみようと思って居たフライの名店「仙道」へ。

「フライ」

レフトフライか。フライ・フィッシングのフライか。

ボクシングのフライ級か。

「フライ」はそうでなくて食い物でして。

食い物でフライなら揚げ物か。

エビフライ、白身魚のフライ、イカフライ、ポテトフライ。

違います。熊谷、行田、吹上限定のご当地グルメ「フライ」はこちら!

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※ 画像左側がフライ。右側は、フライと供に提供される事が多い焼きそば。

フライは具の無いお好み焼き。そして信じがたい話だが、熊谷、行田、吹上地方に十数店の「フライと焼きそば」の専門店が存在し(厳密に言うとフライと焼きそば、2種類の料理なので「専門」と言い切れないかも知れないが、この地ではフライと焼きそば、両者はまるで仲睦まじい夫婦の様にお店のメニュー表で寄り添い合っているのが普通なのだ)更に信じがたい話だが熊谷、行田、吹上界隈の人間はそれぞれ自分の好みのフライ屋を素早く挙げる事が出来る(°Д°)お店のメニューは大概、フライと焼きそばの「大中小」しか有りません。トッピングもありません。ましてや本当のお好み焼きみたいに「豚玉」とか「ミックス」なんて具材は無いッ。ソースも最初から塗ってあるのだけ!バリエーション無し!非常に素っ気無い!正直お店でお金払って食うもんじゃないだろ?って思うでしょう。まあ僕もそう思ってましたが、これが小麦粉を水で溶いて焼いただけのヤツに、お店ごとに個性と特徴がある。

つまり家庭で素人が作っても、お店の味にはならないのです。

各店舗が「生地」に色々趣向を凝らして居るんだね!各店舗で出汁や背脂、山芋や玉子、色々と独自で配合してそうです。そらそうだよね!豚肉とかキャベツとか「具」を入れたらフライじゃなくて、単なるお好み焼き屋さんに変更になっちゃうからね!ここ仙道のフライは表面のソースの上ににパリパリに焦がしたパン粉が振りかけてあります。一口食べるとほのかに甘く、もちもちした食感、そのもちもち生地に軟骨が入って居て、コリコリ楽しい。

この情報化社会において、他の市町村の埼玉県人ですら知らない、せいぜい熊谷から半径15キロの超ニッチメニュー、フライ。

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それでもこの日、仙道は近所のフライ好きで賑わっておりましたよ!(^-^)v