オヤニラミを連れ帰り飼ってみました。

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採集時と大分、体色が違いますが、オヤニラミさんご自身の気分や周囲の色、照明の明暗でその時々に体色は多様な変化を見せます。

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↑採集時には真っ黒だったオヤニラミ。トラ店のお客様にこの画像を見せたら「石ですか?」と言われましたが、確かに「魚」つーより「黒い石片」の様に見えますな(笑)

底床には田砂を敷き、東秩父村の槻川で拾って来た石とクロモを入れました。東秩父村の槻川の、少し角の有る石を入れる事によりオヤニラミの生息域である上・中流域河川の雰囲気を再現します。庭やそこいらに落ちてる石は丸っこいので絵的にイマイチです(笑)

絵的以外にも、自然環境下ではオヤニラミは物陰に潜んで生活する魚なので、水槽内に変化を付け、落ち着かせる為にも石やら水草は必須です。

餌は肉食性の為、メダカとこれまた槻川で採集した生きたヌカエビを与えて居ます。ヌカエビを活かして管理します故に、同時にヌカエビ専用の水槽も立ち上げました(;・ω・)慣れてくると肉食熱帯魚用の乾燥したエビも食べてくれる様ですが、今は新規導入直後なので、生き餌をオヤニラミが好きな時に捕食出来る様にスタンバイしてあります。オヤニラミが食べる餌ですので、ヌカエビ自体にもバランスの良い餌を豊富に与えて「滋養ヌカエビ」を作っておきます。

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↑「滋養ヌカエビ」の活水槽。ヌカエビはヌカエビで、見ているとこれまた飽きないもんです(´ 3`)


子供の頃に飼育して居たブラックバスとは、同じ肉食魚でも接食パターンが少し違う気がします。

まだオヤニラミが水槽環境に慣れてないからかも知れませんが、餌になる魚やエビが水槽内に落下した瞬間にリアクション食いするブラックバスと、明るい内はあまり獲物を追い掛けず、日没後に静かに捕食を行うオヤニラミ。

60センチ水槽に上面濾過、ウールマット、酸欠対策にエアレーションをひとつ追加、オヤニラミ1尾のみの単独飼育、といった環境です。

小さいけれど、スズキ目の肉食魚独特の迫力が在りますね~、第2背ビレと胸ビレをゆっくり動かして進む…あんまりビュンビュン泳ぎ回らないのと、人影等には寛容な性質も室内飼育にはありがたいですね。

水温は概ね28度位が上限の様なので、長生きしてくれたら、熊谷の夏には水槽用クーラーを付けなければなりませんね(笑)