4年間通って居た溜め池が釣り禁止になりました。

だのでこれからは色々な気になって居た川や湖沼に積極的に出掛けてみよう、と考えを変えてみます。

山登りをやる人には「日本百名山」を全て登破するのを目標にする方がいらっしゃいます。僕は、名前のある百名山の様な存在の水辺で無くても構わないので、例えばドライブやツーリング中に道から眺めて居て、自分の心に引っ掛かる、気になった川や湖沼に出掛けてみて、対象魚も絞らずに只、思いのまま竿を振ってみようかなって思って居ます。

とは言え埼玉県の近場の川は大抵1度は釣りに行ってるので、ぼちぼち新しい場所でも遊べたら良いかなと思います。

過日、東秩父村の槻川へ久々に釣りに行きました。良い天気だったのでオートバイにも乗りたいし釣りにも行きたい。

だのでトライアンフに簡素な釣り道具を積んで走り出しました。

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釣りをして居ると3人連れの釣り人に話掛けられました。その内2人は60代、1人は30歳位、30歳はライトなリール竿にワームと呼ばれる軟質プラスチックでミミズに似せたルアーを付けて居ました。スモールマウスバス狙いでしょう。残念ですが槻川にもスモール、ラージ、2種類のブラックバスが少なからず定着してしもた様じゃ(´;ω;`)

「地元の友達から噂を聞いて、鮎を捕りに来てみたんですよ」と60代のおじさん。

妙な事を言う人だな。

槻川には鮎は居ないと思う。少なくとも僕は1度も見た事が無い。槻川は小さな河川と合流を繰り返して下流に行くとやがて都幾川と名前を変え、次は越辺川、更に入間川と合流して最後は荒川になり葛西臨海公園の横の東京湾に流れ込みます。

葛西臨海公園から東秩父村まで、荒川水系にどれだけ魚の往き来を止めてしまう堰があるか。僕にはその数が幾つ在るのか解りませんが、海から天然鮎が東秩父村までは遡上するのは不可能じゃないかなあ。

そして槻川には漁業組合が在りませんから漁業組合が鮎の稚魚放流をする筈も無く。

そこん所の、僕なりの見解をそのおじさんに話すと、おじさんは少しバツの悪そうな顔をして僕から視線を外して、まるで思春期の少女の様にうつ向いてして黙ってしまいました…(;o;)ヤバイ、告られる?!

多分、誰かが勝手に鮎を槻川に放流してるんでしょう。鮎師が新しい釣り場を求めて放流してるのか、鮎師が竿を振るには槻川は小さ過ぎる気がするなー…それとも単純に川で鮎が捕りたい人間が鮎を放してるのか分かりませんが(地元の川で鮎が捕れて、観光客の皆さんに食べて貰えれば充分観光資源に成り得ますし)槻川の海までの流れを考えると、十中八九は人為的に放流してると推察するに難しくは有りません。

その3人組は投網で鮎を捕って、これからBBQをするのだ、と言ってましたが。でもなー、年期の入ったフィッシングベストバッチリ着込んで、「釣り人」とか筆書体で書いたダサいTシャツ着て、絶対にこれからBBQやらないよ。日が暮れるまで投網を投げ続けるに決まってるよ!つかさー、このオッサン達が勝手に春先に稚鮎を放して、秋に大きくなった所を投網で捕ってんじゃないか…(´д`|||)

そんな気がしてなりません。

僕と別れた後、おじさん達は少し上流で投網を打って居ましたが。

僕は「オランダ仕掛け」と言う小学生の頃から馴染んで居る簡易的な淡水サビキ仕掛けで、晩夏の魚釣りを1人楽しみました。

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