ケルンがお休みだったので、食事を兼ねた晩酌に切り替えようってんで、ケルンから程近くの居酒屋さんに行ってみました。
すると、月曜日だと言うのに満席だと断られてしまいました(°Д°)

その隣の居酒屋さんを覗くとお客さんは1人も居なかった…余程、良い居酒屋さんなんでしょうなあ、残念でした。

だので、お客さんの1人も居ない居酒屋さんは申し訳無いけどコワイからスルーして、少し先の賑わう雰囲気のあったお鮨屋さんに寄ってみました。

お鮨屋さんは是非ともカウンターに座りたい…!板さんや隣の地元のお客さんと会話を楽しむのがやっぱりカウンターでお鮨を食べる醍醐味です。

逆に言ったら、板さんやお客さんが自分のタイプの人で無いと、カウンターでお鮨をつまむのは苦痛になって来ます。例えば板さんの首に凄まじく太い金のネックレスが掛かっていて、ウチの店には有名人が良く来るとか政治家の某と知り合いだって話をお客に振って来たり、お客で来てる隣のオッサンが、ポルシェと株価の話しかしなかったり、そのポルシェオヤジの連れてるツケマカラコンのお姉ちゃんが頭から消臭力をぶっかけて来たのか?つー位に香水臭い場合等です。

世の中には変なお鮨屋さんも居るし、変なお客さんも居るのです。

この日は結果的に大変に楽しいお鮨になりました。山形県酒田市まで来て、板さんの口から「昔、熊谷の八木橋デパートの…」とか隣のお客さんからは「師匠が寄居の人でして」等とやたらと埼玉県の話が出て(笑)

お鮨は地魚ばかり。1番好きなタイプのお鮨屋さんです。

ぼかぁ、マグロもサーモンも雲丹もいくらもこの日は食わなかった。普段も高いから食わないけど(T_T)

酒田の港で上がった魚がやっぱりしみじみ美味しかったですね。あー、あの夕陽を見た日本海で漁師さんが捕って来たんだなーって言うね。近くの川で捕れた鮎も美味かった。その川も夕陽を見に行く途中、クルマで渡った川でしたね。

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俺はこはだが好きなんです。

こはだってコノシロって魚なんですけど、お鮨のネタ以外には食べ様が無い魚、と良く言われます。平たくて身は小骨だらけらしいです。

食材としては劣等生のコノシロを、昔から鮨職人だけが手間暇掛けて、鮨ネタとして優等生に仕上げるのです。

前述したマグロや雲丹、いくらの様な生まれながらのスター選手では無い。

鮨職人が手を加えて初めて美味な握りに変化する、そこが何とも憎めない所に思えてしまいます。

こないだラジオを聞いて居たら、鮨職人が素手で握るお鮨は絶対に不潔だから回転寿司しか食べません、って主婦の投稿が読まれてました。

うん、あなたはお鮨屋さんに金輪際来なくていい、不愉快だから(笑)