日を改めて、装備を揃えてナマズを釣りに行きました。

その前に釣具屋へ新しいナマズ用のルアーを見に行きました。

しかし、そこにあったのは、その道のレジェンドルアー「ジッターバグ」と「クレイジー・クロウラー」から一歩も出てない様な品物達ばかりでした。

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※左が米ヘドン社の「クレイジー・クロウラー」右が米フレッド・アーボガスト社の傑作「ジッターバグ」

このふたつのルアーは、水面に落ちてしまった「昆虫の類い」や「小さなカエル」の様な動きをそれを使う釣り人が演出する事が出来ます。

完全に水に浮くボディと、引っ張ると水の抵抗が掛かるアルミ板がそれを可能にするのです。

このふたつのルアー、面白いのはオリジナルのジッターバグがボディ前面1枚の
アルミ板で動きを演出するのに対して、後続のクレイジー・クロウラーはボディの左右に付けられた2枚のアルミ翼で同じ動きを演出する所。

ライバル社の物真似は絶体したくない、と言うヘドン社の意地が垣間見られます。

そんなこんなで新しいルアーは購入せず、30年前から俺のルアーケースに収まって居る老兵達を選抜してナマズ釣りの現場へ

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現場に夕方に入り(ナマズは夜行性の為)早速流れの緩やかな淵にジッターバグを投入。5~6回流しても何の反応も無し。

すると、ルアーケースから聞こえて来る声が。

「隊長殿!ワシを使ってくれんかの!」

……あなたは俺のこれまで釣行で、数々のブラックバスやスズキを仕留めた歴戦のつわもの、米レーベル社の傑作「レーベル・ジョイントミノー」!

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※中学生の頃に堀口釣具店で1100円にて購入。アメリカンで雑な造りが特徴の頼もしい老兵である。


そうか、確かに目が悪く音に敏感なナマズ釣りの定石は、ジッターバグ等のバチャバチャやかましく水面を騒がせる「ノイジータイプ」のルアーだが、此所はオイカワやアブラハヤが沢山住む中流域河川。普段からナマズもそれらの魚を餌にしている可能性が大。

サイレントでは有るが、雑な30年前のアルミ塗装が水中で輝くあなたなら、目の悪いナマズにもアピール力も有りそう。

淵に投げるのは止め、暗くなると浅瀬で接食行動に出るだろう、と読み、浅瀬にレーベル・ジョイントミノーを投げ込んだら1発でラインが走りだし、50センチのナマズが釣れました。さすがレーベルミノー!老兵は死なず!現役バリバリじゃ!!(^-^)

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その次に掛かったのは55センチの巨大なニゴイ。スゴい抵抗でドラグ使いました。

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その後、小さ目のナマズが1匹掛かりましたが、フッキングが甘く、手元に寄せてる時にバレてしまいました。

初めて「ナマズ狙い」のルアー釣りしましたが、大変に楽しかったです!