昨日・久々にふな釣りに行きました。

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※今年の初物は掌サイズのマブナ(ギンブナ)

釣り上げた時、やけにウロコが剥がれてるなあ、と思ったら、その後に釣れた何匹かもみんなウロコが剥がれ、尾びれがボロボロになってる個体も。

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※20センチ級の良型が何匹か釣れました。エサは現地にて掘ったミミズ。



初春のふなの産卵期が終焉した痕跡が身体に残って居た様です。

ふなは初春に産卵期を迎えます。凍てつく冬を深場でやり過ごし、水ぬるむ頃浅場にて集団で産卵します。

生息地が田んぼや小川に繋がっている場合は、彼等は普段棲んでいる深場、大場所を離れて田んぼや小川等の小場所に遡上し入り込んで産卵します。これは小川や水田は捕食者が少なく、水流も緩やか、水温も大場所より早く高くなる為に卵や稚魚の育成に適して居る為の様です。

しかし俺の通う釣り場は農業用のため池なので、ため池を離れて魚が自由に出入りする事は不可能です。閉鎖された場所なのです。

本当はため池の堰堤に魚道を確保する造りにすれば、もっと豊かな生物層が形成されると思うのですが、効率性重視の現代社会と後継者の居ない農業では、ふなやらナマズやらカエルの為に、魚道を造るやら何かするなどと言う話は難しいでしょう。

前置きが長くなりましたが、そんなふな達にしたら好適な産卵場所の確保が難しい「孤立空間」のため池ですが、やはりそんな中でも浅場を見付けるのでしょうね。産卵時には枯れた水草を身体でかき分け、水深2~3センチでも水があれば身体を横にして尾びれを叩いて浅場を突き進みます。釣れたふなは皆傷付いて居て何だか健気な感じでした…と言っても結局釣り上げて遊んで来ましたが(-_-;)


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※若葉の美しい季節になりつつあります。

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※無邪気に咲き誇るタンポポ。荒んだバーテンダーの心を束の間楽にしてくれます(笑)