特に冬場に顕著ですが、そして多分、空冷エンジンのオートバイに良く有るのですが、鉄の温まった時の匂いが好きです。

イメージ 1


20歳の頃、水冷エンジンのオートバイに乗って居た時は、冬場にエンジンからあんまり匂いはしなかった気がしました。

ロードスターも少し走ってボンネット開くとエンジンの焼けた匂いがします。

イメージ 2


僕はこの温まった鉄の匂いが好きです。

だがしかし!

平川克美さんと言う人が、小関智弘さんと言う小説家について書いた一文を読んでいたら「鉄は化学的には無臭」なんだそうだ!!  
鉄の匂いって、鉄に接した事が有れば、誰だって大なり小なりあの重くて密度の詰まった、しわがれた匂いを思い出すと思うのですが、鉄には匂いが無いんだって。

小関智弘さんと言う人は、文筆家として有名になった後も、小さな工場でいち旋盤工としてずっと働き続けて居るそうです。

日本にもエリック・フォッファーみたいな人が居るんですなあ。カッコいいな。

じゃあ我々、鉄の匂いを知る側の者達が身に覚えが有る、あの匂いは、例えばオイルやゴム等の、鉄製のマテリアルの周辺の匂いなんでしょうか?

それとも化学的には表せ無い、情緒的なものなのかな?

でもまあ、確実に鉄の「匂い」は感じますから、何か有るんでしょうね、尚且つ有るんだからそれで良いのだ(笑)