「スタジオ オリベ」と言う洋服のブランドがあります。

パンツ4型、ジャケット1型だけの定番しか作らない洋服屋さんなんですが、私はオリベの物を作る姿勢を大変に尊敬して居て(やはりカクテルも定番は偉大)ジャケットとシャツを愛用させて頂いてました。

その「スタジオ オリベ」のカタログの言葉「 必死になって新しいモノを作っても半年もしないうちにセールになり、セールが終われば商品の寿命が終わるというファッションの流れ。(中略)一生懸命にいいモノを作ったけど、売る事はたった3ヶ月や半年であきらめなくてはいけないというのは悔しいじゃないですか」

正論です。しかもそれが出来て商売が成立してるのですから、幸せでも有りますし、努力とセンスの勝利でも有ります。しかしこういうスタンスに私は弱い。売ったもん勝ち、やったもん勝ちはやっぱり肌に合わないのです…

「スタジオ オリベ」の洋服は全て埼玉・草加の縫製屋さんが作る日本製てのも、何だか嬉しいのでこんだパンツを買おうかな、と思いました。

で、「スタジオ オリベ」の直営店?なのかな?「JAMES&CO」ちゅうセレクトショップが在りまして、そこの新潟店から件のパンツを通販で購入してみました。

すると即日、商品が届き、中には店長さんの手書きの御礼状が入って居りました。

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スラッとカッコいい文字で(ぼかぁ堀○くんに笑われる稚筆なので字の美しい人は尊敬しています)商品説明と、サイズ交換等は御気軽に、と在りました。

しかし残念ながら店長さんが選んでくれたサイズは弱冠キツくて(痩せろよ)サイズ交換になってしまいました。

電話でその旨を連絡すると、店員さんの電話応対も自然で…要するにマニュアルじゃない、人間同士の会話で……例の良く有る「少々お待ち下さい」も一度も無く…店員さんも深く仕事を理解し、裁量権も有る証拠ですよね…単なる金を出す側、貰う側では無く、売り手と買い手の間に出来た、ある種のシンパシーに基づいた会話…それは気持ち良い信頼の時間だったのです。

サイズ交換も迅速で、また店長さん自らのお洒落な文字でお詫びの言葉が……(T-T)すんません…オリが、オリがデブなんがワリイんだよぅ!

この荒んだ世の中に、こんな素敵なお洋服屋さんがあったんだねえー、新潟に!!

JAMES NIIGATAの店長さんと店員さん、ありがとうございました!