最近、ニュースで知ったんですが、ついこないだまで「弁護士の卵」の皆さんは、司法試験に合格した後、「本物の弁護士」になるまで一年間「司法修習」と呼ばれる見習いの間、250万円の生活費が只で貰えたんですってね、四年に一回のオリンピックで金メダル取っても、国からは300万円とかでしたっけ?ご褒美は。

で、今はこの制度が無くなり、弁護士の卵の皆さんは経済的に困窮してるから、また前みたいに見習いの期間に生活費250万円下さい、て訴えてるらしいんですが…随分と世間様を、社会をなめ腐った話ではないですか…?

自分がなりたい職業に就く為に、対価がかかる仕事が有るのは世間の常識です。

医師になるにもお金はかかりましょうし、プロスポーツや芸術家もそうでしょう。

そこで才能や適正、時の運などに左右されつつも、一人前に食える様に成長していく訳で、そこのふるいに掛けられてる半人前の時に、食えないのは当たり前だと思いますよ。

「司法の世界の新しい芽を摘まないで欲しい」「経済的な理由で法曹界に入るチャンスを諦めないでほしい」「だから税金から半人前の僕達に生活費の保証を下さい」てのは、人を裁くという厳しい職務に挑戦する者の姿勢とはかけ離れてますな…(-_-;)

お金の事で色んな事を諦めざるを得ないなんてザラで(諸問題はほぼ皆お金がネック)それをどうにか工面した者のみがチャンスを掴み、次のステージに立てる、てのは社会の常の筈です。

親にかじる脛が無かったら、自分のオトコかオンナに貢いで貰う、その位の度量が無いと、そのあと人間なんか裁けるのかしら?

法曹界の卵の皆さん用に、勿論、奨学金は有るのですよ、だけど借りた金を返すのが嫌だ、てTVで遠回しに言ってんですよ、借りたお金を返したくない。そんな奴等が法曹界へ?(笑)

半人前の弁護士に、そもそも生活費が250万円も出てたのがおかしいですよ。一年して、結局弁護士にならなかった奴なんかは、そのお金を返すんですか?法曹界の緒先輩方の、権力絡みの黒い親心でしょうが、甘やかしては勘違いしますよ。僕達は選民なんだ、世の中の役に立つ人材なんだ、だから国が援助して「当然」なんだ「当たり前なんだ」って考えなら、ずるして生活保護をむしりとってる人間と同じ思考では有りませんか?

僕は、やるならお医者さんの方に幾らかこの制度を回した方が、世の中の役に立つ様に思います。お医者さんのが法曹界より確実に必要、実業ですからね。

法曹界を目指す皆さんは、お金はどうか御自分の身の回りで工面なさってからにして下さい。