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妻沼の聖天さまに続き、赤坂の乃木神社に御札を御返しして来ました。

乃木神社も中々毎年行けず…(T-T)三年前の御札の御返しで御座います。

何故、わざわざ赤坂の乃木神社かと申しますとそれは乃木希典将軍が好きだからです(笑)

よく有名な遠方の神社より、近くの神社の方にお詣りした方が良い、と言うお話で、私ももっともな話だと思います。

だので私もここ10年程はお店の近くの高城神社に必ず初詣に行っております。

ですから、この乃木神社にお詣りするのはファンがコンサートに通う心情、と言ったら故人である乃木将軍故に奇妙かも知れませんが、それに近い心持ちであります。

当日は朝風呂に入り、身を浄め、慣れぬ地下鉄に乗り久々の乃木神社詣でございます。

乃木神社は、こじんまりと清潔な神社で、その脇に乃木将軍の邸宅が保存してあります。

と、言うより乃木将軍の邸宅に後から神社が出来たのかと思われます。

帝国陸軍を率い日露戦争において大陸でロシアを撃破し、晩年は学習院大学の学長をされた乃木希典将軍。

アジアの小国・日本を一気に世界の列強に引き上げた功労者の一人(戦果とそのお人柄で)である事は確かなのに、大変に質素なお宅であります。熊谷のお金持ちの方の方が、確実に豪邸です。

乃木将軍は晩年、青年の教育に尽力されておりました。その収入の多くは戦災遺族や軍人病院に寄附されて居たそうです。

若き日は大変にお洒落だったそうですが、その後、御自分の軍人としての身分が上がると質素で実用的な暮らしを好み、教育係りを仰せつかった昭和天皇にも、その哲学を御教授されたと言います。

戦争で多くの部下…御自身の息子さん二人を含む…を失った事を生涯悔い、明治天皇の崩御と共に、奥様と二人、この邸宅で自刀され、その生涯を閉じました。

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画像↑の木々の奥が将軍の邸宅で、庭は自由に見学出来ます。撮影OKですが、怖れ多くて庭からは撮影出来なかったので遠くから(-_-;)

庭には馬屋が有り、馬を大切にされていた将軍の気持ちに少しだけ触れる事が出来ます。