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 悲しみの名城・鶴ヶ城を後にした我々は今夜の宿「大阪屋ホテル」へと向かいました。


 屋根付きのガレージにトラとスポスタを停めさせて頂きました。オートバイの旅で、宿選びは
 如何に愛機を雨露が凌げて安全な場所に停めさせて貰えるか、これが8割と言っても過言では
 ありますまい。人間のアメニティなどどうでも宜しい。


 ここ会津若松市の大阪屋ホテルは私のオートバイ旅ではイチオシであります。


 前述の様にオートバイを屋根の下に保管してくれ、宿泊費も安く(ネット割・シングル4600円)
 飲み屋街に近いのです。しかもフロントマンが熊谷の立正大学出身(^^)/


 この日は会津地酒と郷土料理の美味しい居酒屋さん「盃燗処(はいらんしょ)」に行きたかったのですが
 生憎の定休日((+_+))


 ほんだらもう一つ雰囲気の良い居酒屋さん「会津っ子」に出掛けてみましたがここも定休日(T_T)


 更に雨まで振り出し、仕方無いのでリサーチ無しで適当に居酒屋さんに入り、会津の地酒と郷土
 料理を愉しみました。まあまあのお店でした。


 この日はコンビニで酒とHくんの大好物であるポテチを山ほど購入してしばし部屋飲み、早めに就寝。


 翌朝、天気予報と真逆の会津若松の空は雨(-"-)


 しかし出掛ける9時頃には雨も上がりなんとかカッパ無しで飯盛山へ向かいました。


 ここは言わずと知れた悲劇の地、白虎隊自刀の地であります。


 飯盛山の麓に「白虎隊記念館」がありそこを見学。


 内部は白虎隊や会津藩、戊申戦争にまつわる資料、関連した映画、テレビドラマ、書籍、会津出身の
 偉人の紹介が手作りな感じで展示されて居ます。


 その中で白虎隊のドラマにしょこたんのお父さんの俳優の故・中川勝彦さんの展示があり、娘の
 しょこたんが同館を表敬訪問されたご様子。


 ぼかぁ、しょこたんは結構好きだなあ。


 高校生の頃、クラスに「シャコタン」てあだ名の女子が居ましたが・・・。一字違うと大違いです
 なあ。


 記念館を出ていよいよ長い石段を上がり、かつての少年剣士達も見たであろう、会津若松の町を
 一望できる「白虎隊・自刀の地」を見学しました。遠くに鶴ヶ城の天守閣が霞んで見えます。


 新政府軍の容赦のない砲撃でその日、会津の町はいたる所で火災が起きており、飯盛山から会津藩士
 の心の拠り処である鶴ヶ城を望んだ彼等は「お城が燃えて居る、会津は陥落してしまった」と勘違い
 してしまうのでした。
 

 少年達の犯す「勘違い」の幼さと「集団自決」という判断に至る、大人の武士に負けない精神力と
 覚悟のギャップが何とも悲しくも健気に感じてしまいます。


 私はこの場所に来ると、時代に翻弄された当時の少年の出来事に強い哀悼を感じると供に、心の何処か
 で「よくぞ散りました。貴方達は勇敢な会津武士でした」と言う称賛の気持ちが湧いて来ます。


 何とも表現出来ない事件の現場であります。