当店から僅か100メートルの、大露路商店街と星川通りの交差点の角にある、朝までやっていて
 くれるお店「幸子」

 先月一杯で閉店になったそうで、わざわざママさんが当店に挨拶しに来てくれました。


 「幸子」は熊谷の酔っ払いなら、一度はお世話になっているでしょう、そんな伝説的なお店で
 あったと思います。


 味噌味の煮ぼうとうは、注文を受けてからママさんがぶちはじめる手打ちであり、その日の夜の
 深酒、過度な喫煙、カラオケ歌い過ぎ、女に振られる等々の、酔っ払った輩達の疲れた精神と肉体を
 癒す至高の一杯でありました。


 「癒し」と言う言葉に自分自身への「甘え」を感じ、個人的に使いたくない表現が「癒し」ですが。


 幸子の煮ぼうとうには「癒し」と言う言葉しか浮かんで来ません。回復呪文的な効果が有ります。


 深夜に腐りきって転がり込む幸子で食べる煮ぼうとうは、酔っ払い達のベホイミでした。


 そんな幸子のママさんですが、今は旧江南町のうどん屋さんに居ます。


 昼はセルフサービスのうどん屋さん、夜はお酒もカラオケもある従来の幸子スタイルだそうです。


 店名と住所はそこらの酔っ払いをとっ捕まえて聞いて見て下さい、多分、口頭で詳しく教えて
 くれる筈です。


 昼間にオートバイで行くにはいいのですが、やっぱり夜の熊谷に「幸子」が無くなったのは大きいな。

追伸…幸子は復活しております。営業時間は少し短くなりましたが、深夜2時頃まで絶賛営業中!!