自衛隊モニターのアレで、大型輸送ヘリに乗りました。
当日は天候が曇りで条件が余り良く無く、予定では熊谷・籠原基地から秩父方面に飛ぶ筈でしたが、
行田上空を一回りして帰還しました。
30人は楽に搭乗出来る大型輸送ヘリ、もの凄い爆音で、室内では会話も出来ませんし、耳あて
を人数分配って頂きました。
上空600メートルからの景色は、見知った道路や建物が容易に発見出来て興奮しました(゜-゜)
特に、何時も鮒釣りしている行田のポイントを上空から見ると新たな発見があり、これまで合点が
いかなかった昔の記憶と上空からの景色が合致して、望外の喜びとなりました(笑)
まあ、軍事用の大型ヘリってよく判んないけどスゴイね。
これは夏に護衛艦おおなみに搭乗した時も感じましたが、人の造るものの凄みをヘリにも感じました。
それは所詮は戦争の道具であるとか、そういうセンチメンタルな見方を超えた所にある凄みです。
松本城とか現存する天守閣構造のお城にも、そういう人間の執念の凄みを感じられます。
残念ながら、人間は争い事から逃れられません。これは良し悪しでは無く、事実としてそこに
あるものです。
日本は凄く便利で清潔な国ですが、それ故「リアル」が薄れました。
屋外と遮断されて空調も完ぺきな住居、除菌、殺菌至上主義。
食事は出来あいの物を摂り、トイレは水洗、便座シャワー付き。生き物の命を頂き、糧とする
あらゆる生命の業を感じる作業も何処か軽薄になり。
死は病院内の話になり、となると本当は根源的に避けられないもの、都合の悪いもの直視したり
正しく理解するのが苦痛になるのかも知れません。
もし今後「自衛隊」が「国防軍」に名前を変えたら、より彼等の任務が明確になって良いんじゃ
ないでしょうか?
だって少女隊だって少年隊だって三人、戦隊ヒーローで多くて五人、それ以上の人数は「団」じゃ
ないですか?
「隊」の組織下に「団」が来るのは日本語的には適当では無いと思います。
自衛「隊」の組織内に○○師「団」が有るのは変です。
結局「国防軍」になると何だか責任が重くなるみたいで、漠然と不安を抱える感じの人が多いの
かな、とも思います。
自分の国や故郷の権利は、そこに住む者が守るのは世界的にはごくごく当たり前の事だと聞きます。