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 3日目は岐阜に向かいました。


 自宅が埼玉ですから、滋賀から徐々に岐阜・長野・群馬と近づく方向です。


 岐阜は長良川を見ながらR156、何回通っても気持ちの良い道です。


 長良川も美しい。これでも長良川河口堰と言う無意味な堰のお陰で環境は相当悪化したそうですが、
 私の目から見ると羨ましい位に美しい川です。


 郡上八幡を経由し、R472経由で「せせらぎ街道」を通り飛騨高山に向かいます。


 せせらぎ街道は岐阜の道の中でも大変に有意義な道路ですので、バイク乗りやスポーツカー乗り
 には是非疾走して欲しい道のひとつでもあります。


 途中のGSで名古屋ナンバーのオールドイングリッシュホワイトの旧型ミニと一緒になりました。


 ドライバーは大学生位のおにいちゃんで、パッセンジャーはやはり大学生位のおねえちゃんでした。


 珍しい。若者が旧ミニでドライブ旅行なんて。


 微笑ましい。お洒落な若い二人に、クルマであるミニが、まるで寄り添う愛犬の様で、似合って居ま
 した。いいなこういう二人。


 おねえちゃんがミニの給油中、私のトライアンフをじっと見て居たので、もしかしたらクルマとかバイ
 クとか、そういうんが好きな娘なのかも知れません。


 因みにこの二人には10キロ先の道の駅でも遭いました(笑)


 一本道を旅する時、よくある光景です。


 なんかこういう、味わい深いクルマで若いカポーに旅に出て欲しいな。


 電車とかバスとか、そういうんじゃなくて、若い二人がバイト代で稼いで買った旧ミニで旅に出る。


 ミニバンとかそういうんはこの旅には似合わず、あくまで生活臭を感じさせない、少し古い
 クルマが適任であります。


 電車とかバスの旅も楽ちんでいい。酒も飲めよう。だが若い二人にはミニの旅が必要なのであります。


 電車やバスみたいなルートも決まり、なおかつ運転も「他力」なそんなもんは若い二人には要らねえ。


 「自力」「独立」これがミニの旅で旅そのものが若い二人に教えてくれる筈です。


 ぼかぁジジイになっても絶対に団体バスの旅行にだけは行かないね。


 「絶対」という言葉は大切な言葉だと認識して居ますが、あえて言おう「絶対嫌だ」と。


 この道の駅にも団体バスは居た。中からゾロゾロと「観光客」が吐きだされて来る。


 その道の駅には、ヤマハのドラッグスターの大きいのにニケツして居た60代の白髪の夫婦が
 居りました。まあ前述の若いミニのカポーとは正反対のジジババカポーです。


 遠巻きに団バスの「観光客」を眺める黒い革の上下を着た老夫婦ライダーはカッコ良かった。

 
 私は心の中で思いました「やるなクソジジイ。そしてババア」と。


 オートバイは一部の人にはそんな乗り物なんでしょうね。決して俺は迎合しねえぞ、、みたいな。