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 オートバイに乗る時に欠かせないのがブーツですが、ここん所めっきり持ってたブーツが
 くたびれたので、少しおじいちゃんブーツに楽をさせてあげようと、ブーツを増やしました。
 

 奥の長靴がウエスコのボスで07年から。その隣の茶色いのがトイズマッコイので、これも
 07年から愛用。この短いのが一番出番が多く、かなりお疲れ様に。
  

 その手前の茶と黒のコンビがマックスフリッツので、トウキョウウィールズ別注カラーで新規
 購入。一番手前が安藤製靴の「Z」と言うモデルで、シフトカバーが左足にだけ付いている
 ライダー用で、これも新規購入。
 

 ウエスコとマッコイの長短コンビは、トライアンフのこれまでの3万4千キロの道のりのほぼ
 全てで私の足元を支えてくれました。ブーツを履かないでトラに乗ったのは納車の時の大宮~
 熊谷間位で、その後1年位、物置から引っ張り出したパチモンのレッドウイングを履いており
 ました。 
 

 この二つのブーツのお陰で二回程、マジで立ちゴケしそうな所を助かりました。丈夫で剛性の
 高いブーツならではの踏ん張りに助けられました。その時、履いていたのが仮にバッシュとか
 だったら、耐えきれず車体を接地させていたと思います。打ち所が悪ければ、ひとコケ数万円 
 コースも有り得ますから、ゾクゾクしちゃいます。
  

 その頃愛用のパチモンのレッドウイングは足に馴染まず、バイクを降りると歩くのに疲れまし 
 た。ジャケットやグローブ、ヘルメットを買ってしまいブーツにお金が回らなくて。
 

 ボスは足に馴染むのに一年位かかり、その間、足の甲はうっ血し、時には内出血もしました。
 最初はキツキツで、ブーツを脱ぐのに座って両手でソールを引っ張って、やっとスポッと脱げ
 る感じでした。脱ぎ履きに一苦労。しかし今ではゴム長の様に足で振るだけで、すぐに脱ぐ事
 が出来るのです。それでいて履くとピッタリなフィーリング。この感じは素晴らしい。

 
 マッコイもガラスの様に光沢が美しいブーツでしたが、激しいバイクライディングには向いて
 なかったのでしょうか、かなり無惨なエイジング結果に。しかし最早、私の相棒の様なブーツ
 なので、捨てる気には全くならず、たまに出動して貰う「非常勤」扱いとして、クリームを
 塗って大切に休ませておきます。
 

 で、今回の安藤製靴ですが、これは錦糸町の工場直営店で購入できます。
 

 この直営店は週に3日だけ15時から18時までの3時間だけ営業しているお店です。少量生産
 なので、街の靴屋さんには安藤製靴は出回りません。
 

 通販も可能ですが靴は履いてみないと解らないので、錦糸町に出向きました。
 

 HPを拝見すると、結構職人気質で怖そうな社長さんかな?と思いましたが、実際は大変
 丁寧な方で、お店もピカピカでした。床にチリすら落ちて居ない。
 

 「バイクの使用は、とても靴に負担をかけます」と、防水クリームを一缶おまけして下さり、
 メンテの説明、修理の受付、店内の商品の説明などしてくれました。商売人ではない、職人の
 靴への愛情がとても伝わって来て、わざわざ出向いて良かった、この方と話をさせて貰って
 良かったな、と思いました。
 

 今は通販が発達していて、私も良く利用しますし、便利で生活に欠かせないシステムですが。
 

 こういう買い物も心が和んでいいモノです。特にブーツとは長い付き合いになりますから
 尚更、造った人から直接購入出来て良かった。つーか色違いでもう一足安藤製靴が欲しく
 なってしまった(笑)そうしたら、また錦糸町まで行き、社長と話をさせて頂き購入したい
 と思います。