先日から夏のバイク旅に出掛けました。
能登半島をグルッと一回りして帰って来ました。能登半島はかれこれ3回目です。
朝、6時に自宅を出発。
チョークを引かずにバイパスまでゆっくりと走り、バイパス脇で少し暖機をしてユルユル出発。
この、旅の始まりの楽しさと緊張が混ざった感じがたまらん。
「旅」と「旅行」は違います。私の中では肌触りがまるで違う。
「バス旅行」とか個人では死んでも行きたくないですねえ(笑)
先日、外国旅行で事故があった場合のリスクの事をとーとーと述べている番組を見ました。
予測されるリスクと、余計な荷物はあらかじめ排除するのが古来、旅の鉄則であります。
いくらツアーで参加した旅行でも、そのプランに納得したら、現地での災難は旅人の負う所が
発生するのは、しょうがない。
それも嫌ならお家でゴロゴロしてるのが良い。まあそんな人はオートバイなんてモノは眼中に無いで
しょうがねえ。
そんなこんな事を考えながら、関越道から上信越道と、私は高速道路上の人となっておりました。
オートバイの旅はツライ。
クルマで移動するとよく解る、私のボロロードスターでもオートバイに比べたら楽だ。べらぼうに。
クルマはエアコンがあり、音楽が聴け、飲食すら出来るが、オートバイはヘルメットのお陰で、
痒いアタマすらかかせて頂けないのです。 人間がキチンと乗る為の装備も大変です。
しかし、刻々と変化する温度、大気の湿度、辺りの匂い、風の色までこれ程ダイレクトに感じる
乗り物を、オートバイ以外に私は知らない。オープンカーがまあいい勝負かな?開けてれば。
9割の苦行に残る1割の幸福に向かって疾らせる機械が、オートバイです。
上信越道を須坂長野東ICで降り、長野市内を抜け、白馬方面へ。北関東とは随分、風景が違って
来ます。
白馬からR148で日本海、糸魚川を目指します。4年前にここで食った白身の地魚の鮨は旨かった
なあ。魚が「旨い」と書いて「鮨」だかんなあ、ヤバいよなあ。
糸魚川へ出ると、こんだR8で今夜の宿泊地、富山市を目指します。
途中、R8からは立山連邦が雄大な景色を見せてくれる筈ですが、夏の雲に覆われて見れず終い
でした。見えるとスッゴイデッカイ、黒い壁に見えるのですが。
R8では右手に日本海を見ながら走ります。日本海は風も無く、綺麗に凪状態。海水浴してえ。
地方を旅して思うのは、綺麗な海浜や清流に、殆ど人影が無い事です。
関東などでは考えられないパーソナルスペースの広さです。
自分が外で遊んでいて、近くに人間が居ると凄く嫌な気分になるんだなあ、ぼかあ。
自分も人間でその場所で遊んでる癖に、そういう時にあんまり他人に近付いて欲しく無い欲求が
高いんだよねえぼかあ。
そんな羨ましい富山市内に到着。トライアンフよ、よう疾ってくれた、お疲れ様。
富山市内は鮮魚とティンティン電車の街でした。いい街ですね!!