昨日、6月13日は三沢光晴の一周忌であった。
昨年の同日に試合中亡くなった三沢。
彼の死後、色々な話が誌面を飾っているが、どれも男気に溢れた、団体のリーダーたる者の自覚と
責任が溢れるエピソードが多い。
彼の様な覚悟が日本の首相にも欲しいな、半分位でも良いから。
トップの人が下の人の為にあえて悪役になる、自分を汚しても、権限の無い人達の代わりに
判断を下す事が大事な時もあるんじゃないのかな?
私がバーテンダー修行時代に知り合ったT橋さんは6月13日の事を「俺らの緑の日だね」と
メールをくれた。三沢のコスチューム、イメージカラーはエメラルドグリーンである。
これは三沢の好きな外国人レスラー(名前忘れた)のタイツの色からの所以らしいが、余りプロレス
らしくないと言うか、「強さ」をイメージしづらい色で、最初の頃違和感があったのを覚えている。
でもプロレスで「エメラルドグリーン」と言えばもう、これは三沢の色である。
懐の大きな、彼らしい色が「緑」なんだな、と今では自然にそう思う。
三沢の責任感の強さは師匠のジャイアント馬場譲りとの意見もある。
人の情緒や責任感を育てるのに、先達の存在は大きい。
現在のノア所属の誰が、馬場ー三沢の精神の良い部分を引き継いでいくのか、期待している。