ここは福井県のとある日本海に面した漁村。
京都府との県境もほど近い場所です。
棚田、いいよねえ~~~・・・。
人間が作れるもので、最も美しいもののひとつが田んぼじゃないかな、と。
美しい風景の少ない熊谷近辺でも、水田だけは美しい、と私は感じます。
先日、中国で「ササニシキ」のブランドを商標登録して、物議を呼んでいる中国側と日本人商人の
話をテレビで見ました。彼の国が国力を注いで作るササニシキの「田んぼ」は乾田で、だだっ広い
場所に大味に稲が植えてあり、美しさはひとカケラも感じられませんでした。
先日、アメリカ人英会話教師の方がご来店された時、「日本の田んぼは美しいでしょう?」と
伺ったら、「カエルの鳴いているイメージが強い」と言われました。
「水田」はもちろん水が張ってあるので多様な生き物がそれを利用します。カエルもそのひとつ。
しかし田んぼに美しさとある種の郷愁を感じるのは日本人の一部なのでしょうか?
いや、人種ではない。
来日し初めて日本の水田を見て「これはガーデンか?」とその美しさに驚いていた我が友
163センチの英国人アレックスよ。
君は田んぼの他、ガンダムも大好きであった。
特にセイラさんがなあ。
やはり人種や民族、国家を超えて、個人の感受性が「田んぼ観」に大きく影響するのかな、と。
でもまあ、作る農家の方は綺麗だなんてのんきな話では無いでしょうが(笑)