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 大寒の前日だと言うのに、この日の気温は熊谷で15度。
  

 1月としては異例の暖かさなので、トライアンフを引っ張り出して短いツーリングに出掛ける。
  

 短い暖気運転を終え、バイパス沿いのエネオスへ給油に立ち寄る。
  


 いつものあのおにいちゃんが、今日は居なかった。
 

 私がバイパスをトライアンフで疾走って居る時必ず手を振ってくれる、あの気のいいおにいちゃん。
  

 ユーノスロードスターで給油に行くと、私だと全く気が付かないおにいちゃん。
  

 昔、この辺は田んぼしか無かった、と思い出話をしてくれたおにいちゃん・・・。

 
 「今日は午後からみたいね~~」
  
 
 と、彼の代わりに給油してくれたおばちゃんが教えてくれた。
  


 まあいい。
  


 次回給油時にはまた彼の笑顔に会える筈だ。
  
 

 ぼんやりと当て所無く走った。
  

 日差しが暖かいが、やはり空気は冬のそれだ。
  

 ソリッドな、大気成分が均一に揃った、引き締まった感じの冬の大気。
   

 夏の大気はぼよよんとして、大気成分も膨れあがっている手応えがある。 
   


 オートバイは後輪が舵をしている。
  

 前輪は極低速時の舵取りや、人間が降りてオートバイを取り回す時にしか使わない。
  

 後ろのタイヤで向きを変える。
  

 車体を傾かせて、後ろの車輪が行く先を決める。
  

 手放し運転のチャリでも、腰の入れ方でハンドルを使わずでも曲がって行けるでしょう?
  

 あれとオートバイも実は同じ理屈で、実は後輪で曲がっているのでありました。 


 右と左にしか動かない4輪と違い、この車体を傾かせて曲がる3次元的動きが独特の浮遊を伴う
 疾走感覚を乗り手にもたらす。 


 ですので、オートバイに乗った事が無い方が、「オープンカーとバイクは近い」と言うのを
 たまに聞きますが、スノーモービルとスキー位の差が両者にはある、と思う。違うか?
  
  

 少し冷えたので、レトロな販売機コーナーで缶コーヒーを飲んでひと休み。 
   


 むか~しあった、うどんとか蕎麦の、出てくるのに180秒とかかかる自販機の事をふと
 思い出しました。