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 アイラモルトの中で最も「例の」香りが少ないモルトがこのブナハーブンです。
  

 仕込み水を蒸留所近くで海に注ぐマーデガイル川の上流部から取水し、ピート処理を殆ど
 行わない麦芽を使用する為、軽やかな飲み口となっているそうです。
  

 如何にも頑強そうな水夫が手の平をかざしているラベルがユニークで、かつてのスコットランド 
 船乗りは、アイラ島やジェラ島の島影を頼りに帰港したそうです。
  

 以前のラベルには、「Westering Home」と書かれた一文があり、その意味は「西の故郷へ」 
  

 往時の過酷な船旅を行く、船乗り達の心情を詠ったものでしょうか、何か男っぽい感じですね。
  

 香りは甘さがあり、少し潮味の余韻があります。
   

 味はスッキリと軽やかで、調和のとれたものです。
  

 アイラモルトのあの強烈な香りと味は望めませんが、考え方次第では、あの地でこの味わいはかなり
 異端です。 
  

 少し前のアメリカ(第41代ブッシュ時代)では、ホワイトハウスのパーティーでは必ず出された
 と言う、アメリカで人気のアイラモルトでもあります。
 
  

 生産地 アイラ島   オススメの飲み方 ストレートかミネラルウォーター(常温)と
            1対1で。往年のスコットランドの船乗りを思いながら。


 ¥1000