四柱推命には、人生に独特の色合いを与える「神殺(しんさつ)」と呼ばれる補助的な星があります。その中でも流霞殺は、「酔い」「色気」「感情の揺れ」を象徴する、少し妖艶で人間臭い星です。
流霞殺を持つ人は、感情や雰囲気に流されやすく、理屈よりも「気分」や「情」で動く傾向があります。お酒の席、恋愛、趣味や娯楽など、心を緩める世界に強く引き寄せられやすいのも特徴です。良く言えば人生を味わい深く生きる人、悪く言えば自制が効きにくく、流れに飲まれやすい人とも言えるでしょう。
この星が強く出ると、酒・異性・快楽に関するトラブルを引き寄せやすくなります。お酒の失敗、情にほだされての損失、感情的な判断ミスなど、「あとから後悔する選択」をしやすい傾向も見られます。一方で、人の心の機微に敏感で、場の空気を読む力に優れているため、接客業や芸術、癒しの分野では才能として発揮されることも少なくありません。
流霞殺は「持っているから不幸になる星」ではありません。むしろ感情と快楽の扱い方を学ぶための星だと考えると分かりやすいでしょう。理性でコントロールできるようになると、人の心に寄り添える魅力や、場を和ませる潤滑油のような存在になれます。
もし命式に流霞殺があるなら、「流されやすい自分」を責めるよりも、どこでブレーキをかけるかを意識することが大切です。酔いすぎない、情に溺れすぎない。その小さな自制が、この星を「人生を彩る魅力」へと昇華させてくれるのです。