10月もあと少し。
今月はあっという間で、特に前半の記憶があまりなく、
出掛けたのもひろしま美術館へ鴨居玲展を見に行ったぐらい。
その日は直前に嫌な出来事があって、あまり良い日ではなかった
ので、残念ながら、美術館に着いたときは憂鬱な気分だった。
久しぶりに見た鴨居玲の絵画は内面の苦悩が滲み出る感じで
印象深かった。
好きだけど、作風的には見て元気になる感じではないから、
ほんとはもうちょっと気分が明るい時に見たかった。
たぶん作品を見るのは20年ぶりぐらいだったけど、この日初めて、
作者がどのような最期だったかを展示を見終わった後で知った。
亡くなった後にアトリエのイーゼルに掛けてあったという
赤い背景の絵画も、他の多くの自画像と違って赤が珍しい
雰囲気で印象的ではあったけど、たまたまこれが最後の作品に
なったのかなとなんとなく見てしまった。
でもこれが、亡くなる前に描いていた遺作だと思うと随分見方が
変わってしまう...
今度はもうちょっと元気な時にじっくり鑑賞したい。


