今日は、ちょっとした自慢話です(笑)

 

ブログのプロフィールの「ちょっと自慢できる事」 という欄に

「トンボと友達になれる事」 と書こうと思ったことがあったけれど

どんなに寂しい変人なんだろうと思われそうで

結局、書きませんでした(笑)

 

 

私は子供の頃から、動物が大好きで直接、話しかけたり

無言で想いを送ることが、よくありました。

 

トンボなどには、直接ではなく心の中で話しかけます。

 

まず、心の中の雑念を無くして

自分が、一本の木や岩になったように想像しながら

トンボに (おいで) と手を差し出します。

 

そうすると、時々、トンボが手にとまることがありました。

 

単なる偶然かもしれないけれど。

 

慣れてくると、時間をかけずに

すぐに、そういう精神状態になれるようになりました。

 

 

 

 

 

韓国に来てからは

田舎の農村暮らしで、トンボはたくさんいるし

日本のトンボより線が細いというか、か弱い感じで

警戒心がなくて、すぐに近づいてきます。

 

田舎の庭などで

飛んでいるトンボに向かって心の中で話しかけます。

(そんなに、ずっと飛んでたら疲れない?

 ここで、ちょっと休んでいったら?)

と、手を差し出すと、トンボが手にとまります。

 

この記事の下の画像も、そういう時に撮ったものです。

 

我が家の子供達は、もう何度も見ているので

「お母さん、魔法使いみた~い」 と

その時だけは尊敬されています(笑)

 


 

先日、親友とショッピングモールのコーヒーショップで

待ち合わせした時のこと。

 

そのショッピングモールは、半屋外で外と繋がっています。

 

コーヒーを飲んでから

外に続く廊下の脇にある化粧室に行きました。

 

化粧室から出る前に洗面台で、手を洗おうとしたら

天井の方から「ジジジ…」というような音が聞こえました。

 

 

上を見上げると、一匹のトンボが

蛍光灯の周りでグルグルと飛んでいました。

 

蛍光灯に触れる度に、「ジジジ…」という音がしました。

 

天井は高くて、手が届きません。

 

私は、心の中で、トンボに話しかけました。

 

(そこに、ずっと居たら、死んじゃうよ。 降りておいで。)

 

二つある洗面台のうち、私は左側を使っていて

右側は韓国人の女性が使っていました。

 

トンボが疲れ切って、落ちるようにして降りてきました。

 

そして、二つの洗面台の中央でバタバタと、もがきました。

 

隣にいた韓国人女性は、びっくりして

 

 「キャッ!」 と言いながら、後ろに下がりました。

 

 

 

私は、もう一度、心の中で話しかけました。

 

 

 

(おいで。 外の世界に戻してあげるから。 

ここに居ちゃダメだよ。) と、手を差し出しました。

 

 

そうしたら、トンボが自分から飛んできて

 

 

私の手の甲にとまりました。

 

(よしよし。 ちょっと待っててね。 

すぐに外に連れて行ってあげるからね。)

 

 

そうして、手の甲にトンボをとまらせたまま、友達に

 

 

「ごめん。 ちょっと待ってて。 すぐ戻るから。」 

と言って、外に出ました。

 

一番近くにあった松の木の前まで来て

 

 

(ほら、ここが君の住む世界だよ。 

もう、さっきの所に行っちゃいけないよ。)

 

と話しかけたら、松の木の上の方に飛んで行きました。

 




 

 

以下、一部始終を見ていた友達と私の会話。

 

友 「ねぇ! さっきトンボが自分から飛んで来て

 

   手の上にとまったよね?

   それで、外に出て行く間も、ずっと逃げずに居たよね? 

   何で???」

 

私 「心の中で、おいで、外に連れて行ってあげるから… 

 

   って話しかけたからだよ~」

 

友 「……(無言)」

 

 

私 「あ! そうだ! 今度ブログに、この事、書こうかな~

 

   トンボは友達とかいう題にしてさぁ~」

 

友 「…止めなよ。 絶対、変人だって思われるから…」

 

 

 

でも、結局、書いてしまいました(笑)

 

 



 


ひょんな事から、狭い洗面所に迷い込んで

蛍光灯を太陽だと思い込んで

力の限り近づこうとして、疲れ果てたトンボの姿が

何だか昔の自分の姿のように思えました。

 




外には、本物の暖かい日の光が、あったのにね。

 

広くて、自由な世界が、あったのにね。

 

 

力の限り、羽ばたいても

 

疲れて病んでいったのは、偽物だったからなんだよね。

 

 

 

狭い世界から、解き放たれて

 

 

 

自由に空を飛べるようになったから、今は分かります。

 

暖かい日の光に包まれて

 

少しづつ元気になっていく友達や自分の姿を見ながら

自由っていいなぁ、幸せだなぁと、ひしひしと感じます。

 

 

 

 

今日も太陽の光に感謝して、手を合わせて、一日が始まります。

 

 

 

 

 



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